長屋は強い!?<その④長屋の解体・・>

大阪市内を中心に多い長屋ですが戦前から建てられたものも多く残っています。

 

しかしもちろんその長屋を解体して

建売住宅に変わっている地域も多くあります。

 

 

その中で長屋の一部を解体し、壁を補修して残った長屋も多く見かけます。

その際もお隣さんと話をして承諾を得て長屋を切り離すのが基本的な通例です。

 

弊社も長屋の一部を取り壊し、土地として売りたい方の要望もよくあるケースです。

 

 

その際には切り離し承諾書をお隣さんに説明し記名押印頂いて、解体に移るのですが最近はトラブルケースもあるようですね。

 

長屋の場合、柱はお互いのものなので解体の際には柱は残して解体する方を壊します。

解体屋さんもユンボでバンバンという訳にはいかないので隣に近いところは手作業で慎重に行います。

 

 

基本、柱を残して解体するので特段支障がないように思います。

ただ残される方は当然、心配になります。

 

しかしながら崩壊しそうな長屋の切り離し解体を拒否されると

これからいろいろと問題が出てくるのではないでしょうか?

 

 

弊社も長屋の買取を行った後、土地として売却を考える事も多くあります。

その際はもちろん隣の方に切り離し承諾の話に伺います。

 

『雨漏りなどしないよう必要な処置を講じて切り離し工事を行う事を条件に切り離しを承諾してください』

 

『境界は柱の中心ですが当然、柱は残し作業し壁の補修も行います』

こういった内容の説明文です。

 

 

極めて常識的な内容のようですが断固拒否される方もいらっしゃいます。

 

弊社の場合、そのような場合には諦めて建物を改装するか、建物を解体せずに使用する目的で購入される方を探すことになります。

 

 

しかし解体した方が費用的にも安く、負担が少ない場合で切り離しを隣家から拒否される場合の持ち主さんは大変ですね。

 

もちろん弊社にもそういったご相談も多く寄せられています。

最近もそういった方に切り離し承諾書の雛形をさしあげました。

 

そしてお隣さんと奮闘されていましたが納得してもらえず、現状の長屋を改装して一旦、賃貸収益目的に使用しよう・・・となったそう。

 

 

 

長屋は3戸1・4戸1なので強い部分もあります。

しかし空き家にしていれば当然、家屋も傷んでしまいます。

 

今般の『空き家問題』がある中、空き家は増えていきその中でも都心部(特に大阪)においては長屋もかなりの比重を担うのではないかと考えております。

 

 

弊社もその持主さんの意向を尊重しながら、最大限生かして買取や売却のお手伝いをできればいいなと思っています。

 

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