住宅ローン控除の長い歴史とは?
来年からどうなる?
先日、2026年度の税制改正大綱が発表されました。
その中でも家の購入する人にとって重要なのが
住宅ローン控除ですね。
これは政府が見直しを進める特例減税「租税特別措置」の一つ。

今回は中古住宅では3000万円だったところを4500万円に、
面積が50㎡だったところを40㎡に変更になりましたね。
また新築と中古では違いがありましたが
こちらも同等に年数も双方13年に決まっています。
この住宅ローン控除に関しては馴染み深いですが
いつから始まり、どのように変わっていったのでしょうか?

始まりは1972年
始まりは随分前になりますね。
1972年(昭和47年度)に「住宅取得控除制度」として
最初の住宅関連の税控除制度が導入。
当初は住宅購入後に税金を軽減するための控除制度で、
住宅の床面積に応じて税金が控除される仕組みだったそう。

この制度はその後、発展・改正されます。
1978年頃(昭和53年)ごろから住宅ローンの残高や返済額に応じて税額控除が受けられる現在の「住宅ローン減税」的な形になっていったみたい。
1980年あたりからこの住宅ローン控除が
住宅取得支援策として定着していったようですね。
そして1999年には減税期間や控除額が大幅に拡充され、
最大15年の控除や控除額の増加で一段と手厚くなります。

2000年に入り
2001~2002年ごろになると『住宅ローン減税』という
名称が一般的となり定着。
また2009年には控除制度の優遇が強化され、
最大控除額が拡大され、景気対策として住宅取得支援。

2010年以降は消費税率引上げに対応した控除期間延長など、
大きな制度変更が複数回実施されます。
そして2022年には控除率が1% → 0.7%へ引き下げ、
控除期間10年⇒ 最大13年へ延長等の制度見直しがありました。
また最近では住宅の省エネ性能等に応じた
制度設計へ変化して行ってる最中とも言えますね。

お得な人の例
それではどんな方が有利になるのでしょう?
仮に年収:700万円(会社員・共働き世帯)、長期優良住宅
借入額:5,000万円、控除率:0.7%、控除期間:13年の場合は
最大で400万円前後の減税メリットがあるそう。

また年収が低く、所得税がほぼかからない人や
中古住宅で省エネ基準を満たさない物件は厳しいですね。
そして早期完済・短期売却予定や相続・空き家整理で
一時的に取得した住宅などでは今までの制度では恩恵なし。

とりあえず今回の税制大綱で住宅ローン減税が
新たに5年延長されました。

今は景気刺激策というより物価高対策優先ですよね。
もうすぐ2026年が始まりますが不動産売買が低迷すると
景気にも影響しますので最低限は延長した感じですかね。
