借り手さんからの連絡②＜ポツンと1軒家＞

前回は弊社保有の賃貸物件の借主さんから

隣家が解体するという連絡をいただいたという話でした。

今回はその続きです。

長屋の解体に関してはこのブログでもよく書いていますが

基本、隣家の切り離し承諾があってのお話です。

しかし弊社には何の連絡も来ていなかったのです。

しかし数日前にこんなお問い合わせがありました。

【もしもし・・】

【母親が住んでいた長屋があるんやけどお宅は買い取ってくれるんかな？】

【借地で家はボロボロやけど・・】

よくあるお問い合わせ内容でした。

私もまず物件を拝見させていただいてからその場でご判断しますがいかがですか？

と返答しましたが

【雨漏りもしているし・・お風呂もないし・・】

【地主さんは解体して返してくれはったらええけどって言うてはるけど・・】

私がその物件の住所はどちらですか？とお聞きすると

なんと弊社が賃貸保有している物件の隣でした。

しかしそのお問い合わせを頂いた時（転送で携帯に）は別の査定に入っていたので

数時間後に改めてご連絡いたします・・と一旦、電話を切りました。

そしてその査定中に私の携帯電話に留守番電話が入っていました。

【もう用は済んだから結構です】

その後、賃貸物件の借り手さんから

『お隣が来週から解体するらしいんです！』『この家大丈夫ですか！？』

『解体業者が挨拶に来て、近所の人もみんな出てきて騒いでいます！』

ようやく話は繋がりました。

その買取依頼の方が解体をするとの事だったのです。

しかしこうなると話は変わります。

切り離し承諾以前に解体する話すら弊社は聞いていませんので

ちょっと遺憾に思いました。

その後、その物件は借地物件だったので地主さんより弊社に連絡があり

〇〇さんが解体したいそうやけど連絡先が分からないので教えてもいいかな？と

連絡がありましたのでもちろん結構です・・とお答えしました。

お隣から連絡があるかな・・と思っていましたが結局ありませんでした。

そしてまた借り手さんから

『社長さん！切り離し承諾してほしい言うて不動産会社がきたんよ！』

『私、勝手にできひんから社長さんから連絡してもらえんかな！』

そしてその不動産会社に連絡しました。

切り離し承諾の書面を確認したいのでFAXしてください。

確認して問題がなければ郵送してもらって結構です・・と話しました。

ただ切り離した後の壁の補修がトタンを貼るだけという事だったので

断熱材を入れたうえでトタンをでしまいをするよう条件を付けました。

しかし6戸の長屋でうちの物件は右から3軒目。

切り離すのは右から2軒目。

うちの物件は切り離した後もまだ4軒繋がっていますが

一番右の家は『ポツンと一軒家』になります。

間口も1軒半しかない家なので崩れなければいいのですが・・

ただでさえ事前の解体業者による宅内チェックによると家が傾いているそうなので・・

年内で解体して壁の補修は来年早々という話になっています。

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