再建築不可の長屋で住宅ローン

 

昨日10日、日曜日ですが1軒の長屋の契約決済をしました。

 

 

通常はもちろん法務局が開いている平日に行うのが通例です。

 

弊社の場合は購入者が大家業をされている方が多いので購入に慣れているせいもあってか日曜祝日に取引をすることが割と多いのです。

※もちろん法務局への申請は平日になります。

 

 

購入者の方の意思確認を取った上で日程は決めます。

ただ大家業をされている方はあまりその辺は気にされません。

 

もちろん平日に行うに越したことはありませんが・・。

 

 

長屋の売主さんは昨年の夏に購入時に貸りていた住宅ローンを完済され無事売却されました。

その物件は昭和47年建築の物件で土地は約7.6坪、尚且つ再建築不可。

 

 

購入される方は利回りで考えています。

 

売主さんが平成3年の購入時に組まれた住宅ローンが約2000万円でした。

建物が築後19年の時に購入されたことになります。

 

 

当時から再建築不可だったと思いますがそのローンを組まれた先・・。

ある方が13人抜きで頭取になられたと話題になった〇〇〇〇〇銀行でした。

 

 

基本。再建築不可の狭小地の長屋で住宅ローンは無理でしょう。

組もうと思うとある信用金庫などにある無担保住宅ローンぐらい・・。

 

ましてや都市銀行や地方銀行で低金利の住宅ローンなど・・。

しかし昔は組めたんですね。

 

 

今、相談に行くと・・『何言ってんの?』みたいな顔されますよね。

 

築後19年の狭小地の長屋(ほとんどありませんが)でも何せバブル時期の事です。

金利の高い時代の2000万円は凄い利息だったでしょう。

 

本当にご苦労をされて返済されたと思います。

 

 

以前にも長屋の査定に行ったときに住宅ローンを返済中の方がいました。

 

その方は昔あった住専(住宅専門の貸付会社)で借入し返済中。

当初、割とお高い金利で借りられていました。

 

その査定も約2年前。

 

当時のお話からするとすでに返済は完了されたと思いますが・・。

バブルの爪跡が今でも残っているという事でしょうか?

 

 

もうその時代から約30年ほど経過しました。

バブル期の住宅ローンを払っている方はほとんどいないとは思います。

 

 

 

しかし住宅ローンの金利がこんなに安い時代が長く続くとは・・

バブル時期には誰も考えなかったでしょうね。

 

そして住宅ローンの審査基準がこれほど変わるとは・・

バブル全盛に家を購入された方は考えもしなかったでしょうね。

 

 

昔は建築基準法上の建ぺい率や容積率を守って建てている大阪市内の家などは全体から見るとほんの一部だったと思います。(特に狭小地)

 

その建ぺい率や容積率のオーバーでも昔は組めた住宅ローンが今では組めない。

というのも何かおかしい話のように感じますがね・・、

 

それもこれも時代変わりでしょうかね?

 

 

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