土地の価格
軒並み上昇
今月の1日に2024年1月1日時点の路線価が発表されました。
府内全体で下落したところは無し。
横ばいが3か所で上昇地点が28か所に増加したと出ていましたね。
上昇率1位が大阪市西区江戸堀1丁目となっていました。
また2位が福島区福島5丁目との事。
大阪駅周辺エリアで利便性が高く、居住希望者が多いマンション需要などが価格を上昇させたと記事には書いていました。
インバウンド需要回復で浪速区難波中2丁目や中央区心斎橋筋2丁目なども上昇率上位。
円安も寄与していますね。
この場所も
今年3月に延伸した北大阪急行電鉄の新駅が二つできた箕面市では新駅『箕面船場阪大前駅』付近で高層マンションや商業施設の建設が計画、同駅前の同市船場東3丁目が前年比10.6%増。
また万博会場となる人工島・夢洲まで延伸される地下鉄中央線の弁天町駅周辺は?
マンションや商業施設の開発業者の競合が激しく大阪市港区弁天1丁目の『中央大通』で前年比10.6%増と上昇したとありました。
これを聞くとまだ不動産価格は上がっていくような気がしますね。
上昇率2位
前年比24%増、全国2位の上昇率を示したのは熊本県菊陽町というところ。
私は聞いた事がない場所です。
熊本県で思い浮かぶのは【火の国の女】と【くまモン】くらいでしょうか?
6月に発表されたデータでは熊本市の宿泊者数が過去最高の353万人に達しているそう。
観光消費額は934億円に上っていると・・。
外国人宿泊者数は前年の9.2倍となる43万4000人に達して過去最多。
中でも台湾からの訪問者は、最多の11万2000人になっているとの事。
今年2月に台湾積体電路製造(TSMC)の半導体工場が菊陽町で稼働開始した事が要因みたい。
いろんな要素があるものです。
バブル時期との比較
果たして今は不動産バブルになっているのでしょうか?
地価公示で比較してみます。
大阪市役所近くで北新地の入口付近・北区堂島1‐1‐25という地点。
2023年では647万円/㎡となっており全国で92位、都道府県で12位になっています。
それに対しバブル時期の1990年を見ると3300万円/㎡で全国5位、都道府県で1位でした。
この地点ではバブル時期価格の1/5です。
また中央区難波1丁目8の地点を見ると2023年が696万円/㎡で1990年が2900万円/㎡。
これまた約1/4程度。
ちょっとバブル時期の価格は異常ですね。
さすがにこれからまだ土地が上がるといったところでバブル時期の価格にはならないでしょう。
・・という事は今は不動産バブルではない!?