天敵
弊社は古い家の専門店というくらい
老朽化した空き家や長屋の買取や仲介を行っています。
いくら古い家でその場で買取価格を算出します。
買取契約前には家の調査を行いますが形式的なだけです。
査定時その場で買取金額を提示するスタンスを取っています。
もちろん買取金額が合わない場合は
仲介での売却をお勧めします。
仲介での売却となった場合は『瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)』を売主さんは負わない形として売却に出します。
これは買主様に物件を引き渡した後に雨漏り等が出てきたとか不具合が出てきた時にクレームが出ないよう契約書に明記しています。
※古い家で不具合がある事を承知していただいた上で
購入していただくようにしています。
(当然ですが・・)
そして弊社がお客さんから古い家を買う場合も
売主さんの家の保証(瑕疵担保責任)は必要ありません。
しかし弊社が売主となってその物件を
次に売却する際にはそういう訳にはいかないのです。
不動産会社が売主の物件の場合は
瑕疵担保責任2年が義務付けられています。
どんなに古い建物でも土地・建物として
売却した際には2年の保証が必要なのです。
(雨漏りや給排水管の故障などに限定されています)
そうすると弊社が古い家を購入する場合は
家の不具合を調査した上で買取させて頂くのが本来です。
しかし家を売る方は玄人でもありませんので
現状のままの売却をほとんどの方が望まれています。
家を調査した上で色々ケチをつけられて
値段を叩かれるような売り方は望んでいませんね。
そういう事で弊社の場合も最低限の目視で
確認をして買取させて頂いています。
しかし買取後、何も出てこないケースもたまにありますが
予期せぬ形でリフォーム途中に出てくることも多々あります。
その多くは2通り。
まずは雨漏りです。
雨漏りでも原因がはっきりしているケースは
そんなに問題はありません。
雨漏りの原因がどこか分からないケースは困ります。
瓦はまだしっかりしているが雨漏りしている・・
こんなケースは屋根下の部屋の天井を剥がして確認します。
分からない時は本当に困ります。
そしてもう1つがシロアリちゃんです。
特に4月頃になると羽蟻などが出てくるので難儀します。
リフォーム工事をしている最中に柱が食われているのを
発見した場合は余計な費用が出ることは間違いありません。
間違いなく古い家の天敵は
『よくわからない雨漏り』『シロアリちゃん』です。
まぁ何か出てくることの方が多いですが・・