相続と借地
明日で学生さんの短い夏休みも終わりますね。

・・と言っても長いコロナ休みの期間を経ての
夏休みなので休んでばかりで保護者の方も大変でしょう。
不動産関係でいえばこれから秋の繁忙期となります。
緊急事態宣言が解除されてからは
何故か、不動産売買の動きは悪くないようです。
成約事例を見ても感染者数が増えて第2波と
呼ばれるまではかなり多くの成約数がありました。

私の身近なところでも感染者が出てきて、個人的には一層、警戒感が増しているのですがこの秋はどうなるのでしょうか?
世界的に見てもまだまだ予断を許すようには見えませんが
今年の内に沈静化しないと来年の五輪も厳しいでしょう。
やはり日本だけ沈静化すればいい訳でもありませんので・・。

話は変わり弊社ではこの8月の古家の売却依頼は
とにかく【借地】の物件が圧倒的に増えています。
それも相続とセットの案件がほとんどです。
この借地に関して言えば、おそらく
他の不動産会社の人よりも割と詳しい分野です。
弊社の得意な取扱い物件になりますね。

これも私の自宅が大きくかかわっています。
今では地主さんから土地を購入させていただき
建物も建て替え、新しくなりました。
そもそもは戦後、祖父母が大阪に出てきて土地を借り
借地の上に大工の祖父が家を建てて住んでいました。
祖父母から言うと70年ほど私の家系が住んでいる訳です。

私がその土地を購入するまでは
もちろん地代を地主さんに毎月払っていました。
バブルの時などは【地上げ屋】から
立ち退き交渉があって祖母が裁判もしたそうです。
色々なことを経て今に至っていますが
借地には馴染みがあるのです。
私のところは私の家族共々住んで
たまたま土地も譲ってもらいました。
しかし売却依頼のある方のほとんどが誰も住まず、払いたくもない地代を払っている状況の方も多いようです。

もちろん無駄なお金になりますので
そこからの選択肢としては基本的に二つ。
一つ目が建物を解体して更地にして地主さんに返却する。
二つ目が地主さんの承諾を得て、
借地権および建物を第三者に売却するというものです。
弊社に依頼があるのはもちろん二つ目が多いです。
今はその前段階で今後、どうすればいいのかの
ご相談がこの8月にかなり増加しているのです。

もちろん時期的なものもあります。
しかしこのような売却ではより高く売りたい!
という方は比較的少ないように思います。
※もちろん高く売れる残したことはありませんが・・

とにかく地代をこれ以上払わず、
出費することなく売却したいという意向です。
不動産会社によっては嫌がられる借地物件ですが
弊社は得意中の得意物件として取り組んでいます。
借地物件の売却でお困りな方は
是非、弊社を探して見つけてほしいところですね。

