大阪でも多い空き家・長屋<その③>

 

前回に引き続いて『借地物件』です。

 

最近、実際にあったケースをご紹介します。

 

 

大阪府豊中市某所に借地物件を所有されていたM様。

お父様名義の借地物件の売却で頭を抱えていたそうです。

 

すでにお父様はご自宅に引き取って同居しています。

その物件は以前住んでいたそのままの状態で家財が非常に多く残っていました。

 

 

そして地主様から提示されていた名義変更料は57万円、

新地代は現在の9120円から12540円に上がるとの事でした。

 

 

弊社が査定させて頂くまでに既に15社以上に売却査定のご依頼をしたそう。

 

中にはこんな話もあったそうです。

 

『査定価格が出せません』『売れません』

『まずは室内の家財を出してからの売却になります』

 

売主様から聞きました。

 

 

M様は自ら資金を出して名義変更料を払う覚悟まであったそうです。

 

そうした中、弊社の査定でした。

 

室内の家財は確かに多かったものの

建物は比較的大きかったことと広い間取りから『売れると思いますよ』と即答しました。

 

 

そして『室内の家財もそのままの状態で買われた方に処分してもらいましょう』と。

 

査定時、ご兄弟で来られていましたが

少し相談して頂き、その場で弊社に売却を任せて頂きました。

 

(その時は半信半疑だったと思います)

 

 

まず行ったのは家財の整理と良いところの写真撮影です。

 

するとどうでしょう・・。

 

 

ネット広告に掲載して1週間ほどで3組の購入希望者がありました。

 

皆さん収益目的での購入希望でした。

 

 

借地物件の売却ではまず、低価格な物件になります。

また地主様との折衝や確認など仕事量が増えます。

 

仲介手数料は率が決まっており、不動産会社も割に合わないと思う事も少なくないでしょう。

 

その為、力が入らず積極的に取り組む

会社や営業さんも少ないかもしれません。

 

 

しかし借地物件を空き家のまま誰も住まず、

土地代を払い続けるのであればなるべく早く売却したいと誰もが思うはずです。

 

弊社だけでなく手数料の大小に限らず

一所懸命動く営業さんがいる不動産会社も当然あると思います。

 

 

より古い空き家の売却で任せる不動産会社探しは大変だと思います。

 

これから増えるであろう『借地物件』の場合は

特に骨が折れるでしょう。

 

頑張っていい不動産会社を探し、いい営業マンを探してほしところです。

 

 

次回は『長屋』について書こうと思います。

 

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