長屋は強い!?<その③こんなケースもある?>

 

私が強いと思っているその長屋でも屋根部分はこの天災続きで厳しい状況のようです。

 

 

最近、お問い合わせを頂いている長屋の多くが屋根はブルーシートを設置しています。

 

地震や台風の被害にあわれ一時的に処置されていますがご存知の通り、屋根屋さんが忙しすぎて屋根の補修工事までできない状況みたいです。

 

 

やはり売却をお考えの方はできれば屋根を直さずに現状の状態での売却を望まれますが当然です。

問題は買い手が付くかどうかです。

 

そこは弊社の腕の見せ所になっています。

 

 

少し話がそれますが最近あった珍しいケースをご紹介します。

 

その売却希望者の方は複数社の不動産会社に査定依頼をされていました。

 

弊社は2件目だったのですが1件目に査定された不動産会社はその場で査定価格を出さず、持ち帰ったそうです。

 

そこで弊社が査定にいき、その場で価格提示して『もし金額的に了承頂けるのであれば一週間で売れるかどうかの結論を出します』とお返事しました。

 

そして弊社に登録されているお客様にすぐに紹介。

すると直ぐに内覧に来て頂き、購入希望の即答を頂きました。

 

売主様に直ぐ報告しましたらものすごく喜んで頂き、必要な相続手続を早く行いますと言っていただきました。

 

 

 

そして売買契約の準備に取りかかっていたところ大きな問題が発生!

 

 

敷地の境界を確認していたところ、何と建物が敷地の境界から『はみ出ている』ではないですか!!!

 

そして、『はみ出している』土地の上の建物は空家になっており、慌てて売主様に連絡をして、近所の方に聞き込み開始・・・。

 

 

しかしその『はみ出している方』の所有者はわからず・・ 。

 

通常、このようなケースであればその『はみ出ている方』の所有者に確認が必要。

 

『現存建物が存在している間は了承頂き、再建築する際には敷地内に戻して建築する』旨の承諾書がなければ買い手さんもあとから文句を言われても何も反論できません。

 

 

なぜ、このような事が起こったのでしょう。

この売主様は昔、建物のみ所有されており約15年前に地主さんから土地を購入されたそう。

 

その際に立ち会われたお母様はお亡くなりになっており、事情をご存知でない息子さんが売主となっていました。

 

 

当時の地主さんが土地測量を行い、分筆(土地をいくつかに分けて)して各建物所有者に売却されたとの事でした。

 

昔からの事なので『なぁなぁ』になっていた部分はあるにしてもその当時に何か承諾書でも残っていれば問題はなかったのですが・・。

 

 

その後・・・やはり購入希望者に確認をとりました。

その承諾書がないと後々怖いので承諾書が取れたら購入します・・との事。

 

売主様もやむなく一旦保留に納得して頂きました。

 

今はその『はみ出している方』の玄関に手紙を挟んで連絡があることを祈っている次第です・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は

 

 

 

 

 

 

長屋は強い!?には関係はありませんでしたね・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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