長屋は強い!?<その⑧ゴミ屋敷?>
先日こんな物件の査定に行きました。
その物件は大阪府下の1/3戸建の真ん中の家。
お問い合わせを頂いた方から『すごいゴミ屋敷です・・』
『買い取ってもらえますか?』といった内容でした。
私も年間150件以上の売却査定に行っていますので当然、家の中にものすごい家財がある家も多く見ています。
大抵、依頼者の方は大袈裟に言われるのでそんなに気にせず査定に行きました。
現場に行くと・・まず外観からはバルコニーが崩壊していました。
そしてブルーシートでそれ以上のモルタル壁が落ちないように固定。
その外観も今では随分見慣れたようになってきましたが室内に入ると・・。
それは今までの査定の中でも3本の指に入るような家財の多さ!!
依頼者と室内の家財をかき分け間取りを確認するのも一苦労するような依頼者が言われた通り『ゴミ屋敷』でした。
さすがにバルコニーが崩壊・室内の家財撤去の費用・室内リフォームの費用を考えると買取金額は出てきませんでした。
その依頼者は火災保険に加入されているとの事でした。
バルコニーの崩壊は台風の被害なので火災保険で修理して頂き、その後であれば買取金額は出ますとご説明し帰社しました。
そういえば1年前に査定に行った『門真市の長屋』。
数年前に買取させて頂いた『大阪市某所の一戸建』に匹敵する家財の多さでした。
相続をされての買取依頼でしたが相続前に住んでいたのがお父様だったらしく、生前はそんなにその家に行く機会もなったそうです。
どこで就寝されるのか分からない荷物の多さでした。
しかし家財撤去し、リフォームして新築同様になる家にしてきましたので躯体が問題なければ、それ相応に住める家になるはずですが・・。
その家も屋根は意外にしっかりしていて雨漏りはありませんでした。
バルコニーの崩壊はバルコニーの床に雨水が溜まり、水を逃がすところがなかったことが原因みたいです。
やはり長屋やどんな家でも強いままという訳にはいきません。
メンテナンスが全くなければ朽ちていきますよね。