長屋は強い!?<その⑩タイプ>

 

『長屋は強い』シリーズは今回が最終回です。

お世話になりました。

 

 

 

長屋の場合、柱は共有(基本柱の中心がお隣さんとの境界)で壁も一つ。

なのでお隣さんのテレビの音が聞こえてくるといった事も日常茶飯事です。

 

その為、当然一戸建のほうがいいと言われる方も多いです(ほとんど?)。

 

しかし私はこの長屋が好きですね。

 

 

昔ながらのお婆ちゃんの家みたいな匂いや今では少なくなったご近所付き合いなども好むところです。

 

当然、30年から100年くらいの築年数の建物。

その使用頻度によって室内外の程度も様々です。

 

今では空き家の状態で放置されている長屋も多く見かけますね。

これから売却や買取といった形で処分される方もまだまだ増えると思います。

 

 

しかし解体やむなし状態になってしまうとマズいですね。

お隣さんからの切り離し同意が必要になりますのでそれまでに手を打ちたい!?

 

そういったケースでは弊社もなるべくお力になりたいところです。

 

 

同じ長屋でも間口(真正面から見た横幅)の広さによって価値も大きく変わります。

弊社で多いのは1.5間間口(いっけんはんまぐち)です。※約2.7m

 

大阪市内で一番オーソドックスな形ですね。

 

このタイプは土地が約8坪~12坪くらいが多いです。

 

 

 

間取りは割と同じで玄関入りDK約4.5帖で家の中心辺りに急な階段があります。

その奥が和室6帖(もしくは4.5帖)、そしてその奥がお風呂・トイレになっているケースが多いですね。

 

 

またお風呂がない長屋も結構多いです。

 

築50年以上経っているものであれば途中からお風呂をつけているケースがほとんどです。

今となっては銭湯もいいお値段します・・。

 

 

次に2間間口※約3.6m。

そして珍しいのが2.5間間口。※約4.5m

このタイプになりますと土地も20坪以上ついている事も多く土地だけでそこそこの資産ですね。

 

この2.5間間口の長屋は戦争で焼けていない場合が多いのでは?

私見ですが大阪市内南部に多いように思います。

 

 

最近、売却した長屋では間口が1間(いっけん)※約1.8mという建物にもお会いしました。

奥に行けば少し広がっていても面白い間取りになっていました。

 

そして前々回にご紹介した鉄骨造の長屋(テラスハウス)など愛すべき長屋にも色々なタイプがあり、本来であれば強い長屋です。

 

どのタイプの長屋もそれぞれ良さを生かし長生きしてほしいものです。

 

 

 

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