長屋は強い!?<その②大正時代の長屋?>
長屋シリーズの第2回目。
弊社の今まで取り扱った長屋の中で最古年は明治15年です。
そんなに古ければ通常、建物の謄本には建築年月日などは出てきません。
しかし崩れそうになっている家でも築年数を見たら昭和40年建築でしっかりしているように見える家でも建ったのは大正時代だったりします。
家というのはやはり住んでこそ、そして愛着かけて手入れをしていれば住める期間はドンドン伸びていくように感じます。
最近の弊社の長屋売買でも続々と昭和初期・大正時代の物件が出ています。
地域的には大阪市の住之江区・西成区などの大阪市南部が多いです。
やはり戦争で焼けていない事が残っている要素かと思います。
ここからは大正建築(築後100年!?)の長屋を弊社が売却したケースのご紹介です。
大阪市内の長屋にしては比較的間口の広い建物でした。
しかし路地の中にあり、車の通り抜けは到底難しく、改装工事や家財の撤去をするのにも家の前に車を止められないので全て割高になりそうな物件でした。
当然、再建築はできません。
※前面道路が建築基準法上の道路ではない為。
という事は・・
基本、その建物を活かして改装し、住み続けなければいけない家・・。
その家は室内に入るとやはり傾きを感じます。
そして懐かしい古い家の匂いがしていました。
しかし所々、改装された経緯があり、あまり気にしなければそのままでも住めるのでは・・と思う家でした。
売却依頼を受けて売却活動を初めてそんなに間もなく購入者が決定し、購入理由を聞きますと・・。
古い家がお好きで2階にもトイレをつけたりと
自分好みのリフォームをして住まれるそうです。
築年数は気になりませんか?と質問しましたが
『長屋なので強いでしょう』・・とのことです。
少し話はそれますが私は間口の狭い1戸建(3階建)に住んでいます。
交通量の多い幹線道路から一本入った道路に面した立地なのですが幹線道路にトラックが走るだけで家が揺れます。
常時、震度2くらいが起こっているような感覚です(もう慣れていますが・・)。
※この家ではありませんよ
長屋の中家などは柱もお隣さんと共有していますし、私の家と同じような立地でも中々揺れないのではないかと考えます。
そう思えば本当に長屋は強いのでは・・と思ってしまいます。
そういえばこの間の台風21号の時などは震度4~5位に感じたと子供が言っていたような?
やっぱり長屋は強い!?