長屋売却査定の話・・その11『珍しい?』
まだお盆休みのところもあるのでしょうね・・。
例年と比べると暑いのは暑いですが
昨年のような爆発的な暑さよりは少しはマシなような気がします。
いずれにしても年齢を重ねますとこの気温でも十二分に堪えますね。
6月に物件の査定をして
7月の月末に1件長屋を買取させていただいたのですが
珍しく建物構造が軽量鉄骨造の長屋でした。
見た感じは木造に見えますが軽量の鉄骨造です。
この物件の所有者の方は20年数年ほど前に購入されて少しお住まいになっただけで
その後、転勤転勤が続きここ20年間はずっと空き家だったそうです。
私が査定にお伺いした際は
〇〇市役所からの黄色いテープで囲われていて
危険な建物なので近寄らないように・・と書いていました。
室内にも若干の荷物がそのまま残されていました。
現在は遠方にお住まいをされていて久し振りに家に来てビックリされたそうです。
屋根の庇が落ちそうになり関西電力の電線まで切れそうになっている状態です。
また私道部分を除いた有効の敷地が20㎡ないくらいの珍しい狭小地で
さすがに少し直さないと弊社でも買取ができないような内容でした。
そしてそのお隣もまた同じように黄色いテープが張られていて
2軒続きで危険な建物という形になっていました。
今回は放置しておくと危ないので屋根部分などの補修費は売主様に負担してもらい
すぐに工事の手配をさせていただきました。
(買取の際の売主様の書類取り寄せに時間を要したので・・先に工事しました)
ただもう1軒のお隣さんだけ危険な建物として取り残されるようになってしまいました。
今回の工事の時に一緒にできれば少し工事費用が浮いたと思われますが
連絡の取りようがありません。
(住んでいた方がお亡くなりになって以降、
空き家で近所の方も身内の方をご存じでなかったので)
やはり遠方での建物管理は自然災害があった際には大変です。
今回の売主様は金銭的なご負担があったにもかかわらずホッとされていました。
しかしその取引が終わった3日後、
その取り残されたお隣さんのお身内の方から買い取ってほしいと連絡が入りました。
もう少し早く連絡があれば・・・。
お伺いするのは少し先になり
今度、査定にお伺いすることになりましたが・・・。
この続きはまた後日に。