⭐売買の不動産移転登記を自分でやりたい方へ 司法書士報酬が10万円以上かかることもある中、法務局職員風の人が“本音”でお伝えするアドバイス**
① まず最初に知っておいてほしい「売買登記の本音」の話
「売買の移転登記、自分でできますか?」
——この質問、最近ほんまに増えてます。
理由は分かってますよ。
司法書士さんに売買登記を依頼すると、
10万円以上かかることが普通にあるからです。
書類の内容や売買条件によっては、司法書士報酬が
- 10万円
- 12万円
- 抵当権が絡むとさらに追加
という金額になることも珍しくありません。 - もちろん良心的な司法書士も多いですが・・
そりゃあ、「できることなら自分でやりたい」と
思われる気持ち、よう分かります。

ただ、ここで最初に正直にお伝えします。
売買登記というのは、相続登記よりも
“書類同士の整合性チェックが難しい” 手続きです。
登記原因(売買日)、評価証明書の年度、
売主買主の住所、契約書との一致…。
ちょっとしたズレが補正(修正)の原因になります。
だから「難しいから来るな」ではなく“事前に理解しておいてくれると、こちらもスムーズに案内できますよ” という意味です。
私たちは、
「司法書士に頼まないと無理ですよ」
と言いたいわけではありません。
むしろ——ちゃんと準備してくれる方なら、
自分で登記するのは全然アリです。
これは本音です。

② 「法務局は素人を嫌がる」という誤解について
SNSや口コミで、こんな声を見たことがあるかもしれません。
「素人が行くと法務局の人は嫌な顔する」
「対応が冷たい」
結論を言うと、嫌がってないと思います。
人に寄りけりですが・・。
ただ、少し困るケースはあります。
たとえばこんなパターンです👇
● 困るケース①:何をしたいのか言わずに、いきなり書類を置いてくる人
私たちの立場からすると、「売買登記?相続?抹消?住所変更?」目的が分からないと、案内のしようがありません。
最初に一言、「売買の移転登記をしたいんです」
と言ってくださるだけで、話が一気に早くなります。

● 困るケース②:必要書類が1つも揃っていないケース
必要書類がゼロだと、説明がゼロからになります。
最低限、
- 売買契約書
- 登記事項証明書
- この2つだけでも持ってきてもらえるとこちらの案内が格段にスムーズです。
● 困るケース③:ネット記事の誤った情報を強く主張されるケース
登記の話と税金の話を
ごっちゃにされることが多いです。
登記は登記、税務は税務で別の制度なので、
注意していただく必要がありますね。

● 逆に「職員がめちゃ助かるであろう来庁者」はこんな人
- 必要書類をまとめて持参
- 質問が箇条書きで整理されている
- 売主・買主の住所変更の有無を把握している
- 契約書の日付・書類の年度まで確認済み
こういう方なら、素人であっても
全く嫌がる理由がありません。
むしろ話が早くて、職員側も助かるはず?

③ 自分で売買登記をする方へ、窓口でいつも伝えている“重要ポイント”
売買の移転登記は、必要書類が比較的少ないように見えて、
内容の一致 がものすごく重要です。
要点をまとめてみます👇
● ① 登記事項証明書と契約書の内容が一致しているか
- 地番(住所ではなく土地番号)
- 家屋番号
- 売主の氏名表記
- 買主の氏名表記
1文字ズレるだけで補正になります。
● ② 売主の印鑑証明書は3ヶ月以内か
古い印鑑証明書は受理できません。
売買契約時に取得したものが3ヶ月を
過ぎていること、よくあります。
● ③ 権利証(登記識別情報)があるか
これが無い場合、「本人確認情報」という
別手続きが必要になり、素人ではほぼ無理です。
● ④ 売主・買主が住所変更していないか
住所が契約書時と違う場合、先に住所変更登記が必要です。
これは見落としやすいポイント。
● ⑤ 売買日の記載ズレ
契約書の日付と申請書の「登記原因日」が
ズレると補正になります。

④ 売買登記の必要書類(順番)
売買登記に必要な書類は、以下のように説明しています。
● 買主が用意するもの
- 登記申請書(雛形推奨)
- 住民票
- 固定資産評価証明書
- 登記原因証明情報(売買の理由を書いた書類)
● 売主が用意するもの
- 登記識別情報(権利証)
- 印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 売買契約書
- 代理人が来る場合は 委任状
● よくある間違い
- 住民票と契約書の住所表記が違う
- 年度の違う評価証明書を持ってきてしまう
- 契約書のコピーが不鮮明
このあたりはかなり多いようです。

⑤ 売買登記の流れ
流れは非常にシンプルですが、
補正の有無で時間がかかります。
● ① 必要書類を揃える
事前に法務局ホームページからチェックすると早いです。
● ② 窓口で形式チェック
ここで必要書類が足りているか確認します。
● ③ 申請書類を提出
提出後、法務局で詳細チェックが入ります。
● ④ 補正がある場合は電話で連絡
補正には来庁または郵送対応が必要です。
● ⑤ 登記が完了
数日〜1週間程度が目安です。

⑥ “本当に困る”パターンと回避方法
● 困る① 書類ゼロで来る
→最低限、売買契約書 と 登記事項証明書 は
先に揃えてください。
● 困る② 目的を言わない
→「売買の移転登記をしたい」
これだけで案内が一気に変わります。
● 困る③ ネットの誤情報に振り回されている
→登記と税務は別。
→税理士と司法書士の情報が混ざっているケースに注意。
● 困る④ 混雑時間の長時間相談
→午前の早い時間か、
16時以降が比較的スムーズみたいです。

⑦ 「これは司法書士へ頼んだ方がいい」と思うライン
以下のケースは、正直に言うと 自分でやるのは危険 です。
- 抵当権が残っている
- 売主買主どちらかが住所変更を複数回している
- 共有名義で複雑
- 法人が売主または買主
- 売買金額が大きくミスのリスクが高い
つまり——案件が複雑になるほど、司法書士の
10万円以上の報酬には根拠があるということです。

⑧ 最後に:自分で挑戦する方を応援しています
繰り返しになりますが、
法務局は素人を嫌がっていないと思います。
ただ、
- 書類を揃えて
- 目的を明確にして
- 不明点を絞って質問していただけると
こちらも非常に案内しやすいようです。
司法書士さんに依頼すると
10万円以上の費用がかかることがある
——だからこそ、
「自分で挑戦したい」という気持ちは
本当に理解できますし、応援もしています。
「完璧じゃなくていいから、まずは
揃えられる範囲で書類を集めてきてください。」
それだけで、窓口での案内は
見違えるほどスムーズになるはずです。

