「売れへんのは草のせい?営業マンのせい?空き家売物件の管理は誰がする?早よ売りたいねん!」

 

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「社長、もう一年も売りに出してるんですけど

売れないんです。」

 

最近こんな査定相談がありました。

 

「一回見てもらえませんか?」

もちろんです。

 

現地へ向かいました。

 

到着して最初に思ったこと。

「……草、元気やなぁ。」

 

庭は草ぼうぼう。

玄関には蜘蛛の巣。

 

売物件の看板は風に吹かれたのか、

道路やなくて隣の家を向いてる。

 

「誰に売るねん!」

 

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思わず一人でツッコみました(笑)。

でも、こんな物件、実は珍しくありません。

 


売れへん理由は本当に価格なん?

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不動産屋の定番があります。

「価格下げましょう。」

 

もちろん、それも一つの方法です。

 

でも私は、その前に聞きたいんです。

現地、最近行きました?

 

草は伸びてませんか?

 

玄関は汚れてませんか?

 

看板はちゃんと立ってますか?

 

写真は何年前のままですか?

 

売れるか売れへんかは、

価格だけで決まる世界やありません。

 

実は紙一重なんです。

 

その紙一重を埋める仕事が営業マンやと、

私は思っています。

 

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「草むしりは売主さんの仕事です。」

 

間違ってません。

でも、それだけで終わってええんですか?

 

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もちろん、

空き家の管理は売主さんがするものです。

 

そんなことは私も分かっています。

 

でも私は、この記事で

そんな話を書きたいんやありません。

 

私が仲介会社に勤めていた頃。

売れへん物件ほど現地へ行っていました。

 

草が気になったら抜く。

 

玄関を掃く。

 

蜘蛛の巣を取る。

 

看板が曲がってたら真っすぐにする。

 

誰にも頼まれてません。

契約書にも書いてません。

 

でも、私はそれが営業やと思っていました。

 

「これ、私の仕事ちゃうし。」

そう思ったことは一度もありません。

 

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だって、自分が買う立場ならどうですか?

 

草ぼうぼうの家を見て、

「この家、ええなぁ。」って思いますか?

 

私なら思いません。

 

買う人は、よう見てます。

家だけ見てるんと違います。

 

庭も見てる。

 

玄関も見てる。

 

ポストも見てる。

 

「この家、大事にされてきたんやな。」

その空気まで見てるんです。


売主さんの心も、よう見とるんや

 

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私はこんな場面を何度も見てきました。

 

売主さんが久しぶりに現地へ来る。

「あれ?」

 

「草、きれいになってる。」

 

「掃除もしてくれてるやん。」

 

「看板もちゃんとしてる。」

 

その瞬間です。

売主さんの気持ちが変わるんです。

 

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「営業さん、ちゃんとやってくれてるんやな。」

そう思ってもらえたら、

 

こちらが

「少し価格の見直しも考えませんか?」

と相談した時、

「そこまでやってくれてるんやったら、一回考えてみるわ。」

となることがあります。

 

営業は口で値段を下げてもらう仕事やありません。

信頼を積み重ねる仕事やと思っています。

 

その積み重ねが、草むしりやったりするんです。


ネットに載せるだけなら誰でもできる

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今は便利な時代です。

 

ネットへ物件を載せる。

ポータルサイトへ登録する。

 

それだけで問い合わせは来ます。

 

でも、

売れにくい物件ほど、それだけでは売れません。

 

先日査定した物件もそうでした。

 

一年近く売却中。

現地は草ぼうぼう。

 

ネットを見ると、「古家付土地」として掲載。

でも、その土地は狭小地。

 

私は思いました。

「この見せ方で合ってるんかな?」

 

中古住宅として探す人もおる。

 

リフォーム前提で探す人もおる。

 

収益で考える人もおる。

 

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売り方は一つやありません。

営業マンが考えて、汗を流して、知恵を出す。

 

そこまでやって初めて仲介やと思うんです。


私は「不動産の神様」を信じています

 

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笑われるかもしれません。

 

でも私は本気で思っています。

不動産には神様がおる。

 

ちゃんと売主さんの気持ちを考えて。

家をきれいにして。

 

草を抜いて。

 

玄関を掃いて。

「今日は案内やから、少しでもええ印象にしとこ。」

 

そんなことを積み重ねていると、

不思議とご縁がつながる時があります。

 

「あれ、この人が買ってくれるん?」

そんな買主さんが現れることがあります。

 

もちろん偶然かもしれません。

 

でも私は、それを

「不動産の神様からのご褒美」

やと思っています。

 

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最後に

 

売却を依頼された。

 

ネットへ載せた。

あとは問い合わせ待ち。

 

私は、そんな仲介だけで仲介手数料を頂くのは、

おこがましいと思っています。

 

売れるか売れへんかは紙一重です。

 

その紙一重を埋めるために、

 

現地へ行く。

 

掃除する。

 

草を抜く。

 

看板を直す。

 

汗を流す。

 

営業マンにしかできない仕事があります。

 

私は、この業界にそんな営業マンが

一人でも増えてくれたらええなと思っています。

 

売主さんが久しぶりに現地へ来て、

「営業さん、よう頑張ってくれてるやん。」

そう言ってもらえる。

 

そんな営業マンが増えたら、

不動産業界はもっとええ業界になるはずです。

 

そして私は今日も現地へ行きます。

 

売れるか売れへんかは紙一重。

その紙一重を埋めるために。

 

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よくある質問(Q&A)

 

Q. 空き家の草むしりは売主が必ずしなければいけませんか?

 

基本的には売主さんが管理されることが多いですが、

売却活動では物件の印象も大切です。

 

仲介会社と相談しながら、より良い状態で

購入希望者を迎えられるよう協力することをおすすめします。

 

Q. 不動産会社は現地を見に来てくれるものですか?

 

会社や担当者によって違います。

 

定期的に現地を確認する営業マンもいれば、

問い合わせがあった時だけ訪問するケースもあります。

 

売却を依頼する際は、販売活動の内容も確認しておくと安心です。

 

Q. 草が伸びているだけで売れにくくなることはありますか?

 

草だけが原因とは言えません。

 

しかし、購入希望者の第一印象には大きく影響します。

家だけでなく、「きちんと管理されてきた物件か」

という点も見られています。

 

Q. 売れない時は値下げするしかありませんか?

 

価格の見直しも一つの方法ですが、それだけではありません。

 

現地の管理状況や広告の見せ方、写真の撮り直しなど、

小さな改善が「紙一重」の差を生むこともあります。

 

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※この記事は、私自身が不動産仲介会社で営業をしてきた経験と、

現在も売主・買主の両方の立場で現場に携わっている

実体験をもとに書いています。

 

正解は一つではありませんが、

私は「汗を流す営業」が、

最後は売主さんにも買主さんにも伝わると信じています。

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
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若い時にはリフォームの仕事も経験済。
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