『「あんた、もう決めといてえな~」家探しに疲れ果てた主夫・健太さんのマイホーム探し奮闘記』【前編】

~予算・エリア・間取り・築年数……半年探し続けても理想の家が見つからない!~

 

Image

 

マイホーム探し。

 

これから家を買おうという人にとって、

最初は楽しいものです。

 

「広いリビングがええな」

「やっぱり駅から10分以内やろ」

 

「子ども部屋も欲しい」

「どうせ買うなら築浅!」

 

夫婦で物件写真を見ながら、あーでもない、こーでもない。

 

ところがこの家探し。

 

1か月、2か月と決まらなくなると、

だんだん楽しいイベントではなくなってきます。

 

今回は、そんなマイホーム探しに半年間も

奮闘することになった、あるご主人のお話です。

 


家を探すのは奥さん……ではありません

 

Image

 

主人公は健太さん。

 

40歳前後の主夫です。

 

そして奥さんは、バリバリのキャリアウーマン。

年収は約1,000万円。

 

朝から仕事。

昼も仕事。

 

帰宅してからも、

「明日朝早いねん!」と、

とにかく忙しい。

 

夫婦で相談して、そろそろ賃貸暮らしを卒業し、

マイホームを買おうということになりました。

 

さて、ここからです。

 

私がこれまで見てきた住宅探しでは、

奥さんが一生懸命物件を探して、ご主人は

少々温度が低いというケースが結構あります。

 

奥さん。

「なあ、この家どう?」

 

旦那さん。

「ええんちゃう?」

 

「駅近いで!」

「ええやん」

 

「今度見に行く?」

「どっちでもええで」

 

もうちょっと興味持ったれよ!

……みたいな(笑)。

 

ところが健太さん夫婦は完全に逆でした。


朝からスマホ、昼からパソコン

 

Image

 

健太さん。

 

家探しを始めてからというもの、

毎日のように物件をチェックするようになりました。

 

家事を片付ける。

 

スマホを見る。

昼からパソコンを開く。

 

新着物件チェック。

価格変更もチェック。

 

良さそうな家があれば保存。

 

間取りを見る。

地図を見る。

 

駅からの距離を見る。

「これ、ええんちゃうか……」

 

夜。

奥さん帰宅。

 

「なあ!今日ええの出てん!」

「何が?」

 

「家やん!これ見て!」

 

奥さん、スマホをチラッ。

「へぇ~」

 

「駅から近いで」

「うん」

 

「間取りもええやろ?」

「うんうん」

「築年数も新しいねん!」

 

すると奥さん。

「ごめん。私、明日早いからもう寝るで!」

 

「えっ?」

スタスタスタ……。

 

寝室へ。

健太さんと物件画面だけがリビングに残されました(笑)。


「あんた、もう決めといてえな~」

 

Image

 

翌日。

健太さん、また探します。

 

「昨日のより、こっちの方がええんちゃうか?」

 

また夜になって奥さんに見せます。

「これどう?」

 

「ええんちゃう?」

「いや、ちゃんと見てや」

 

「見てるで」

「まだ間取りまで見てへんやん!」

 

すると奥さん。

「私、仕事で疲れてんねん」

 

そして――。

「あんた、もう決めといてえな~」

 

健太さん。「…………」

 

心の中では、

一緒に住む家やぞ!?です(笑)。

 

しかし怒っても仕方ありません。

 

「まあ俺が主夫やし、家のことは俺が探すか」

 

こうして健太さんの本格的なマイホーム探しが始まりました。


マイホーム探しの4つの基本条件

 

Image

 

家を探す時、多くの人が

最初に考える大きな条件があります。

 

「予算」「エリア」「間取り」「築年数」

 

もちろん駅距離、学校区、買い物の便利さ、

駐車場など、細かく言えばいくらでもあります。

 

しかしまずは、

 

「いくらまで出せるのか」

「どこに住みたいのか」

 

「何LDK必要なのか」

「どのくらいの築年数まで許容できるのか」

 

このあたりから考える人が多いでしょう。

 

健太さんも同じでした。

 

最初は理想があります。

「せっかく買うなら築浅がええ!」

 

「間取りも妥協したくない!」

「エリアもここがええ!」

 

そしてもちろん、

「予算はこれ以上出されへん!」

 

……これが全部揃ったら最高です。

 

ところが。

その物件がないんです。


1か月経過。「まだ慌てる必要ないやろ」

 

Image

 

家探しを始めて1か月。

 

候補はいくつか出てきました。

 

でも、

「これはちょっと高いな」

 

「こっちは駅から遠い」

「場所ええけど狭いわ」

 

なかなか決まりません。

 

まだ健太さんにも余裕があります。

「まあ、まだ1か月や。慌てて買うもんでもないしな」

 

その通りです。

一生に何度も買うものではありません。

 

じっくり探したらいい。

 

ところが2か月目。

まだない。

 

3か月目。

まだない。

 

さすがに健太さんも考え始めました。

「条件、厳しすぎるんかな?」


最初に諦めたのは「築年数」

 

Image

 

健太さんが最初に広げた条件は築年数でした。

 

「築浅ばっかり探しとるから高いんちゃうか?」

 

そこで少し古い物件まで検索対象を広げます。

 

すると――。

「おお!結構あるやん!」

 

候補が一気に増えました。

 

中古住宅は築年数だけで

良し悪しが決まるわけではありません。

 

築年数が経っていても、

きちんと手入れされている家もあります。

 

リフォーム前提で考えれば、

選択肢がさらに増えることもあります。

 

健太さんもだんだん分かってきます。

「築年数は多少古くてもええか」

 

一つ成長しました(笑)。


次に「4LDK絶対!」が崩れた

 

Image

 

次に見直したのが間取りです。

 

最初は、「4LDKは欲しい!」と思っていました。

 

ところが実際にいろいろな物件を見ていると、

「これ、3LDKやけどリビング広いな」

 

「こっちの方が使いやすいんちゃうか?」

となってきます。

 

部屋数が一つ多ければ、

必ず暮らしやすいわけではありません。

 

家族構成によっては、小さな4LDKより

広い3LDKの方が使いやすい場合だってあります。

 

築年数を広げた。

間取りも少し妥協した。

 

それでも。

決まりません。


最後の砦「エリア」に手をつける

 

Image

 

4か月目。

 

健太さんはとうとう地図を眺め始めました。

「隣の駅まで広げたらどうやろ……」

 

家探しでエリアを広げる。

これは意外と大きな決断です。

 

今までこの街に住みたいと思って探していたのに、

その場所を変えるわけですから。

 

それでも見つからない。

 

5か月。

物件検索。

内覧。

 

また検索。

「あっ、これええやん!」

価格を見る。

高い。

 

「これ安いやん!」

場所を見る。

遠い。

 

「場所も価格もええ!」

間取りを見る。う~ん……。

 

そんなことの繰り返しです。


そして半年――健太さん、心が折れる

 

Image

 

 

とうとう半年が経ちました。

 

最初は楽しかった物件検索。

今ではパソコンを開くのも少々嫌になってきました。

 

昨日も見た。

今日も見る。

 

新着なし。

 

価格変更あり!

「おっ!」……興味のない物件。

 

健太さん、画面を見ながらため息。

「はぁ~~……」

 

最初はあれほど張り切っていたのに。

 

築年数も広げた。

間取りも考え直した。

エリアまで広げた。

 

それでも「ここや!」という家が見つからない。

 

ある日の夜。

健太さんはパソコンを閉じました。

 

パタン。

 

奥さんが聞きます。

「どうしたん?」

「…………もうええわ」

 

「何が?」

 

そして健太さん。

ついに言ってしまいました。

 

「家探すの、もうやめるわ」

「えっ?」

 

「もう賃貸のままでええ!」

半年間続いた健太さんのマイホーム探し。

 

とうとう力尽きました。

 

マイホーム購入は、いったん白紙。

健太さん自身も、

「まあ、いつかまた探したくなった時でええわ……」

そう思っていました。

 

Image

 

次回予告

 

半年間探し続け、

とうとうマイホーム購入を諦めた健太さん。

 

築年数、間取り、エリアまで条件を広げても

見つからなかった理想の家。

 

この家族のマイホーム探しは、

本当にこれで終わってしまうのでしょうか。

 

後編へ続く――。

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
どんな物件買取もお任せ下さい!

若い時にはリフォームの仕事も経験済。
売主様には査定時に買取価格を算出します!

家の買取や売却のご依頼・ご相談は
ワンちゃんと古い家が大好きな白髪交じりの私・松本が全てご対応いたします!

秘密厳守年中無休24時間受付

不動産無料査定・
相談実施中!

株式会社フォローウィンドコーポレーションでは大阪市内を中心とする関西圏にて『空き家・長屋』『中古マンション』『土地』『中古一戸建』などの不動産物件の無料査定、無料訪問相談を年中無休で実施中です。

0120-618-050

※当社規定により引き取れない場合もございます