『去年まで売れていたあの家が売れない!?大阪市内1000万円戸建市場に起きた変化【前編】』 ~大阪の中古戸建市場で今、静かに起きている異変とは?~
はじめに
2026年も3カ月を過ぎた頃から、
私は少し気になることがあった。
それは大阪市内の1000万円前後の中古戸建市場である。
去年までなら普通に売れていた家が動かない。
もちろん全てではない。
しかし確実に空気が変わっている。
去年まではこんな家でも動いていた
生野区。
東成区。
平野区。
東住吉区。
西成区。
車庫なし。
築40年以上。
多少のリフォーム必要。
そんな家でも「問い合わせ来たで」
というケースが珍しくなかった。
正直、
「こんな家売れるんか?」
と思ったこともある。
しかし確かに売れていたのである。
東大阪や守口では反応が違った
ここが面白い。
例えば同じ1000万円前後。
同じ築年数。
同じような建物。
ところが東大阪市や守口市では反応が鈍い。
逆に大阪市内になると反応がある。
私は最初意味が分からなかった。
なぜ大阪市内だったのか?
駅距離が劇的に違う訳ではない。
建物も特別綺麗ではない。
それでも「大阪市内」
というブランドは強かった。
海外の購入者から見れば、
旭区も東成区も生野区も全部
Osaka City
なのである。
我々が思っている以上に
大阪市という名前には価値があったのかもしれない。
2025年秋、空気が変わった
ところが2025年秋頃から流れが変わる。
それまで一定数いた購入者層が減少した。
すると市場は本来の姿に戻り始める。
つまり、実際に住む人たちが
主役になったのである。
住宅購入の主役が変わった
最近の若い世帯は本当に賢い。
「安い!」だけでは動かない。
必ず聞いてくる。
「リフォーム代はいくら?」
「耐震は?」
「駐車場は?」
「雨漏り歴は?」
「子供が大きくなっても住めますか?」
非常に現実的である。
車庫なし物件が苦戦する理由
ここが今回のテーマの中心や。
正直、
最近一番売りにくくなったのは
1000万円前後の車庫なし戸建
である。
もちろん例外はある。
駅近なら売れる。
商店街近くなら売れる。
学校近くなら売れる。
しかし以前より確実にハードルは上がった。
今の若い家購入者層の世帯は車を使う
昔は「駅近やから車いらん」
という考え方も多かった。
しかし今は違う。
子供の送り迎え。
休日の買い物。
実家への帰省。
旅行。
車を持つ前提で考える家庭が増えている。
だから「近くで月極借りたらええやん」
だけでは納得してもらえない。
それでも私は悲観していない
ここまで読むと、大阪市内の中古戸建は
厳しいように聞こえるかもしれない。
しかし私はそうは思わない。
むしろ市場が正常化しただけだと思っている。
本当に問われるのは不動産屋の腕
去年までは
大阪市内なら売れた。
今は違う。
誰に売るのか。
何を魅力として伝えるのか。
車庫なしでも売れる理由をどう作るのか。
そこが重要になってきた。
私は昔から思っている。
誰が見ても売れる家を売るのは簡単だ。
本当に面白いのは、「こんな家売れるん?」
と言われる家を売ること。
その家を必要としている人を見つけること。
それこそが不動産屋の腕の見せ所なのである。
【後編予告】
次回はさらに踏み込んで、
『それでも売るのがプロの仕事や!
車庫なし・築古戸建をどう売る?』
をお届けしたい。
- 値下げ以外の売却方法
- フォローウィンド流販売戦略
- 実際に売れたクセあり物件
- 今後の大阪市内中古戸建市場
など、売主業者の本音を全部書いてみようと思う。
🏠 フォローウィンドコーポレーション
「売れそうな家を売るのは当たり前。
売りにくい家を売ってこそプロやと思ってます。」
- 不動産キャリア29年
- 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
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