『君らどこから入ってきたんや!大きな洗濯機と冷蔵庫がなぜか我が家に陣取っている謎』

17年ぶりに冷蔵庫を買い替えるらしい

 

先日、我が家の奥さんが言いました。

「冷蔵庫、そろそろ買い替えようと思うねん」

 

今の家を建てて 17年。

 

冷蔵庫も長いこと使っていますので、

「そら、もう買い替えてもええんちゃう」と私。

 

ここまでは普通の夫婦の会話です。

 

ところが冷蔵庫を眺めているうちに、

一つの疑問が浮かびました。

 

「待てよ……これ、どうやって外へ出すんや?」

 

我が家の冷蔵庫は結構大きい。

階段を見る。

 

狭い。窓を見る。

ここから出せるような大きな窓もない。

 

そして、もう一度冷蔵庫を見る。

「君、17年前にどこから入ってきたん?」

 

まったく覚えていません。

 

大阪のおばちゃんが横から言います。

 

「そんなん入ったんやから出るがな!」

いや、おばちゃん。

 

それが分からへんから困ってるんです。

 

実際、階段や玄関から大型冷蔵庫を搬入できない場合、

ベランダや窓から吊り上げ・吊り下げする

専門業者もあります。

大阪でもこうしたサービスは実際に行われています。

 

家電製品の配送から設置、取付工事の事なら【株式会社ユーニック】

洗濯機、お前もか!

 

 

そう考えると冷蔵庫だけではありません。

 

洗濯機もあります。

最近の大容量洗濯機は結構な大きさです。

 

洗濯機置場の寸法を測って、

「よし、入る!」だけでは安心できません。

 

玄関を通る?廊下を通る?

洗面所の入口は?途中の曲がり角は?

 

つまり設置場所だけではなく、

そこへ到着するまでの搬入経路も大事なんです。

 

ところが我が家には、それなりに

大きな洗濯機が普通の顔をして鎮座しています。

 

「君も……どこから入ってきたん?」

 

おばちゃん。

「アンタが忘れてるだけや!」

 

……たぶん正解です。

 

「この階段、手すり付いてませんけど?」

 

 

住宅を見ていると、

 

「この階段、手すり付いてませんけど?」

と言われることがあります。

 

工事の工程などによっては、大型の家具などを

搬入してから手すりを取り付ける場合があります。

 

手すりが付くと、その分だけ階段を使って

大きな物を運びにくくなることがありますからね。

 

おばちゃん。

「なるほど。人間より先にタンス様がお通りになるんやな」

 

まあ……そんな感じです。

 

家を見る時には、建物そのものだけではなく、

「家具や家電がどうやって出入りするのか?」

という視点も案外大切です。

 

大阪の路地奥の長屋へ引っ越す!

 

 

大阪市内には、車が家の前まで入れない

路地奥の長屋があります。

 

人は普通に歩ける。

自転車も通れる。

 

ところが引っ越しとなると話が変わります。

 

「引っ越しトラック、家の前に停めたらええやん」

「そこまで車が入らへんのです」

 

「ほな冷蔵庫は?」

「表から運びます」

 

「洗濯機は?」

「運びます」

 

「タンスは?」

「……運びます」

 

 

車が入れない細い路地を、

畳を載せた専用台車で運んでいます。

 

冷蔵庫ゴロゴロ。洗濯機ゴロゴロ。

家具もゴロゴロ。

 

しかも大阪の路地は、

いつも真っすぐとは限りません。

 

途中で曲がっている。

急に狭くなる。自転車が置いてある。

 

「この冷蔵庫、この角曲がれるんか?」

家を見ている時には、そこまで考えないものです。

 

路地奥の長屋をリフォームするともっと大変?

 

 

そして路地奥の家は、

引っ越しだけではありません。

 

リフォームがあります。

 

新しいキッチン。床材。建築材料。

設備機器。これらを中へ運ぶ。

 

そして古いキッチンや解体した建材、廃材は外へ出す。

 

入れる。出す。また入れる。

これを工事中に何度も繰り返すことがあります。

 

おばちゃん。

「職人さん、仕事する前に疲れるがな」

 

ほんまです。

 

だからといって、

「路地奥なら工事費○万円アップ!」

なんて一律には言えません。

 

ただし搬入・搬出に余分な人員や時間が必要になれば、

見積額に影響する可能性があります。

 

エレベーターなし5階!今度は上へ運びます

 

 

もう一つ忘れてはいけないのが、

エレベーターのないマンション。

 

2階ならまだしも、4階。5階。

 

「住んでる人は慣れてるやろ」

いや、おばちゃん。

 

今日は住人の話と違います。

 

リフォームする職人さんです。

工具を上げる。材料を上げる。

解体したものを下ろす。廃材を下ろす。

 

新しい設備をまた上げる。

 

「……今日は帰らせてもらうわ」

気持ちは分かります(笑)。

 

引っ越し代・リフォーム代は割高になる?

 

 

 

ここは今回の実用部分です。

 

条件によっては高くなる可能性があります。

ただし、

 

「EVなし5階なら○%アップ」

「路地奥なら必ず○万円アップ」

という単純なものではありません。

 

階数、荷物量、作業員数、搬入距離、階段の形状、

トラックを停められる位置などによって条件が変わります。

 

大型冷蔵庫の場合なら、階段から入らず

特殊な搬入が必要になるケースもあります。

 

大阪など関西圏で冷蔵庫の吊り上げを扱う専門業者では、

現在、人力による2階への吊り上げ・吊り下げを

**28,000円~(税別)**と掲載している例もあります。

 

ただし、これはあくまでその業者の料金例で、

現場条件によって変わります。

 

冷蔵庫吊り上げセンター | 家具吊り上げ最安値挑戦

 

つまり、「物件価格だけでは分からないお金もある」

ということです。

 

家を見る時「物の通り道」も見ていますか?

 

 

 

中古住宅を購入するとき、

 

価格は?  駅から何分?  日当たりは?  間取りは?

築何年?

 

もちろん全部大事です。

 

でも、たまにはこんなところも見てください。

 

冷蔵庫は玄関から入る?

洗濯機は置場まで運べる?

 

大きなソファは廊下の角を曲がれる?

引っ越しトラックは家の前まで来られる?

 

リフォーム資材や廃材はどうやって運ぶ?

 

家というのは、

人間だけが出入りするものではありません。

 

冷蔵庫も入ります。洗濯機も入ります。

家具も入ります。

 

そしていつか、それらを外へ出す日も来ます。

 

特に路地奥の長屋やエレベーターのない

マンションを見る時には、一度くらい、

 

「この家、物はどうやって出入りするんやろ?」

という目線で見てもいいと思います。

 

 

さて。

 

ここまで偉そうに書いていると、

大阪のおばちゃんが最後に聞いてきました。

 

「ところでアンタんとこの冷蔵庫、結局どうやって出すん?」

……。

 

それが分からんから、この記事を書いてるんです。

 

「知らんのかい!」

 

17年間、何食わぬ顔で我が家に陣取っている冷蔵庫。

 

買い替える日までに、あなたが

どこから入ってきたのか思い出したいと思います。

 


 

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
  • 宅地建物取引士
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
どんな物件買取もお任せ下さい!

若い時にはリフォームの仕事も経験済。
売主様には査定時に買取価格を算出します!

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