『玉造・森ノ宮と書いたら急に高そうに見える!?大阪市東成区の不動産価格はめちゃ面白い』

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皆さんの大阪市東成区の

不動産価格のイメージはどうでしょうか?

 

私は大阪24区の中では、

比較的高い方のエリアと認識しています。

 

もちろん天王寺区や中央区のような

都心部の高価格帯とは違います。

 

しかし実際に不動産を見ていると、

「東成区、けっこう値段するなあ」

と思うことが多いんです。

 

ところが現地へ行くと――

 

前道が狭い。古い住宅もある。

長屋もある。住宅街に町工場もある。

「この街並みで、なんでこの値段するん?」

と思うこともある。

 

ところが物件資料に、

 

「玉造駅徒歩○分」  「森ノ宮駅徒歩○分」

と書いた途端……

なんや急に高そうに見えてきたぞ(笑)。

 

これが大阪市東成区の不動産のおもしろいところです。

 

中道なのに「森ノ宮駅徒歩○分」!?

 

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東成区の西側にある中道。

 

一本中へ入れば、昔ながらの大阪市内の住宅街です。

道がそれほど広くない場所もあります。

 

「なるほど。こんな感じね」と思う。

 

ところが不動産広告には、

「森ノ宮駅徒歩○分!」と書ける。

急にシュッとします(笑)。

 

同じ土地ですよ。

 

森ノ宮と書いたから前道が広がるわけではありません。

 

それでも、「東成区中道の土地」と聞くのと、

「森ノ宮駅徒歩圏の土地」と聞くのでは印象が違う。

 

さらに南へ行けば玉造があります。

玉造も強い駅名です。

 

玉津や中道あたりなら、

物件によっては「玉造駅徒歩○分」と書ける。

 

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また高そうになった(笑)。

 

東成区西部の不動産は、古いから安い。

道が狭いから安い。

そんな単純な計算では読めません。

 

駅の力が途中から割って入ってくるんです。

 

中本へ入ると……私はちょっと緊張する

 

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そして私の中で東成区らしいのが中本。

場所によっては、なかなかの迷路です。

 

査定へ向かって車で入っていく。

 

ナビが言います。

「次の角を右折です」

 

私。「そこ曲がれるんか?」

 

ナビ。「右折です」

 

私。「いやいや、無理やて」

 

そのまま通過。

 

「ルートを再検索します」

……。

 

お前がここ連れてきたんやろ!

 

東成区は都市計画が整う前から市街化が進んだ地域も多く、

昔ながらの細い道路が残る住宅地があります。

 

ところが、そんな道をウロウロしていると――

 

中央大通へドーン!

 

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「助かった~!」

……遭難しとったんか(笑)。

 

大きな中央大通と昔ながらの細い住宅街。

この落差も東成区なんです。

 

今里まで来たら、また値段の見方が変わる

 

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そして東成区の中心的な存在が今里。

 

大きな今里筋があり、大阪メトロも使える。

駅近になれば当然、不動産を見る目も変わります。

 

古い一戸建てでも、「今里駅徒歩3分」となれば、

「古い家ですね」だけでは終わりません。

 

駅までの距離、前道、土地の形、周辺環境。

 

全部合わせて値段を見る必要があります。

 

だから東成区は写真だけ見て査定するより、

現地へ行った方がおもしろい街でもあります。

 

私はずっと「生野区の都会版」やと思っていました

 

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私の中では昔から、

「東成区って生野区の都会版みたいやな」

というイメージがありました。

 

古い住宅。長屋。狭い道。町工場。

街並みには似たところがあります。

 

ところが東成区は、森ノ宮・玉造・鶴橋にも近く、

区内には地下鉄も走っている。

 

だから不動産価格は東成区の方が強い。

 

そんなイメージでした。

ところが歴史を調べてみると――逆でした。

 

現在の東成区は大阪市24区で2番目に小さい区ですが、

1925年に誕生した当時の東成区はものすごく大きかった。

 

その後、旭区などが分かれ、

1943年には生野区や城東区なども

分区されて現在の姿になりました。

 

つまり私、「生野区の都会版やな」

と思っていたんですが……

 

お前が親やったんかい!

 

昔の東成区は、言うたら胴元みたいなもんです。

 

そこから新しい区がポコポコ誕生。

子どもは大きく育ち、お父ちゃんだけ小そうなりました。

 

今では大阪市で2番目に小さい(笑)。

 

住宅街やと思ったら「ガガガガガ!」

 

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そして東成区といえば町工場。

これも外せません。

 

一戸建て。一戸建て。マンション。

また一戸建て。

 

次も住宅かな?

 

ガガガガガガッ!

「工場やったんかい!」

東成区では住宅と町工場が普通に混ざっています。

 

しかも歴史をたどれば、松下幸之助さんも1917年、

現在の玉津2丁目付近で改良ソケットづくりを始めています。

 

後の世界企業につながる話ですが、

ここではこのくらいにしておきましょう。

 

東成区、昔からものづくりが好きなんです。

 

小さいくせに情報量が多すぎる

 

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さらに南西へ行けば鶴橋。

 

東へ行けば新深江・深江橋。

昔から続く暗越奈良街道も通っています。

 

森ノ宮。玉造。鶴橋。

緑橋。今里。新深江。深江橋。

 

小さいくせに情報量が多すぎるんです、東成区。

 

だから東成区の不動産は、区名だけでは分からない。

町名だけでも分からない。

駅名だけでも分からない。

 

前道だけでも分からない。

隣が住宅なのか町工場なのかも見る。

駅まで実際に歩いてみる。

 

そして最後はやっぱり、現地を見な分からん!

これに尽きます。

 

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「この道で、この値段するん?」

と思ったら森ノ宮徒歩圏。

 

「結構ええ住宅街やな」と思ったら隣で、

ガガガガガ!高い・安いだけでは語れません。

 

だから私は、

大阪市東成区の不動産価格はめちゃ面白い

と思っています。

 

これから東成区の不動産を売る方も買う方も、

ネットの坪単価だけで判断せず、

一度現地まで行ってみてください。

 

東成区が、

「ワシの値段、そんな簡単に分からへんで」

と言うてるかもしれませんよ。

 

大阪市東成区の不動産Q&A

 

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Q.東成区は大阪市内では不動産価格が高い方ですか?

 

都心部の高価格エリアほどではありませんが、

森ノ宮・玉造・鶴橋などへの近さや地下鉄の利便性もあり、

私は比較的価格が強いエリアと認識しています。

 

Q.東成区は道が狭い物件が多いですか?

 

中央大通や今里筋など大きな道路がある一方、

昔ながらの住宅地には細い道も残っています。

 

道路幅だけでなく接道状況の確認が重要です。

 

Q.東成区の不動産は現地査定した方がいいですか?

 

はい。駅までの距離、道路、周辺の町工場、隣接建物など、

写真や地図だけでは分からない要素が多い地域です。

 

 

筆者の独り言

 

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中本でナビが、「右折です」と言う。

 

道を見る。「いや、ワシは行かん」

長年不動産をやってきて学びました。

 

ナビより自分の目を信じた方がええ道もあります。

 

そして中央大通へ出た瞬間、「帰ってきた~!」

……どこから帰ってきてん。

 

 

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
  • 宅地建物取引士
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
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若い時にはリフォームの仕事も経験済。
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