不動産屋には今さら聞けない!?一般の人が本当に知りたい不動産知識ベスト10 ~住宅ローン、相続、査定、雨漏り……結局みんな何を不安に思ってるん?~

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不動産会社へ相談に行くのは、少し緊張する。

 

専門用語を並べられたらどうしよう。

こんな初歩的な質問をしたら笑われへんやろか。

 

相談しただけで、すぐ売却を迫られるんとちゃうか。

 

そんなことを考えているうちに、

聞きたいことを聞けないまま帰ってしまう人もいる。

 

しかし、不動産歴30年弱の私から言わせてもらえば、

一般の人が分からなくて当然である。

 

家を何十回も売る人なんて、まずいない。

 

相続も住宅ローンも、不動産会社選びも、

ほとんどの人にとって初めての経験だ。

 

そこで今回は、一般の人が本当に知りたい不動産知識を、

私なりのベスト10にまとめてみた。

 

難しい法律の授業ではない。

 

結局みんな、何を不安に思っているのか。

 

第10位から順番に見ていこう!

 

第10位 仲介手数料以外に、何のお金がかかるの?

 

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「家が3,000万円で売れたら、

3,000万円が口座に入るんですよね?」

 

残念ながら、そうではない。

 

仲介で売れば仲介手数料がかかる。

 

住宅ローンが残っていれば、

完済や抵当権抹消の手続きが必要になる。

 

ほかにも印紙代、登記費用、測量費、家財撤去費などが

必要になる場合もある。

 

古家なら解体費、境界が分からなければ測量費、

売却益が出れば税金も考えなければならない。

 

大切なのは売却価格ではなく、

最後にいくら手元へ残るのか。

 

査定を依頼したときは、「この価格で売れたら、

諸費用を引いて手取りはいくらですか?」と聞いてほしい。

 

第9位 売りに出したら、何カ月くらいで売れるの?

 

これは本当によく聞かれる。

 

答えは、「家によります」としか言いようがない。

 

相場より安く、駅に近く、状態も良ければ、

販売開始から1週間で申し込みが入ることもある。

 

一方、価格が高過ぎたり、再建築不可や雨漏りなどの

問題があったりすれば、1年以上売れないこともある。

 

ただし、売れない家があるというより、

売れない価格があると考えたほうがよい。

 

問い合わせがないのか、内覧はあるが申し込みがないのか。

それによって次の販売戦略も変わる。

 

売り出した後の反応を、

不動産会社と一緒に確認することが大切だ。

 

第8位 雨漏りやシロアリは、黙って売ったらあかんの?

 

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「雨漏りしてたけど、

今は止まってるから言わんでもええ?」

 

あきません。

 

過去の雨漏り、シロアリ被害、建物の傾き、

給排水管の不具合など、知っていることは正直に伝えるべき。

 

黙って売っても、引き渡し後に発覚すれば、

修理費や損害賠償を巡ってトラブルになる可能性がある。

 

ボロいことより、隠していたことのほうが問題になる。

 

最初から事情を伝えたうえで、

それを価格や契約条件に反映させて売る。

 

古い家ほど、正直な販売が一番のトラブル防止になる。

 

第7位 中古住宅は、どこを見て買えば失敗しない?

 

中古住宅を見学すると、どうしても

新品のキッチンやきれいな壁紙に目が行く。

 

「うわぁ、ピカピカや!」

 

そこで気持ちが上がり、床下や天井裏、

外壁、屋根、前道などはほとんど見ていない。

 

しかし壁紙は張り替えられる。キッチンも交換できる。

 

後から変えられないのは、立地、前道、隣家との距離、

日当たり、建物の傾き、再建築の可否などである。

 

中古戸建て購入者への調査でも、隠れた欠陥や設備の古さ、

維持管理への不安が上位に挙がっている。

 

LIFULL HOME’Sの調査では、購入前の不安として

「家に隠れた欠陥がありそう」が42.2%だった。

 

見た目のきれいさだけで判断せず、

必要ならインスペクションも検討してほしい。

 

第6位 古い家は解体してから売ったほうが高く売れる?

 

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「こんなボロ家、

残しても仕方ないから先に壊しますわ!」

 

ちょっと待ってほしい。

 

更地にすれば何でも高く売れるわけではない。

 

前道が狭い、間口が狭い、

再建築できない、土地が小さ過ぎる。

そんな物件では、解体しても買い手が増えない場合がある。

 

むしろ解体費だけが高くつき、

固定資産税の負担まで変わることがある。

 

建物があれば、リフォームして使いたい人や

収益物件として買いたい人が現れる可能性もある。

 

解体するのは、古家付きの状態と更地の状態、

両方の査定を取ってからでも遅くない。

 

先に壊してから、

「解体費のほうが売却価格より高いやないか~!」

 

となっても、家は元に戻らない。

 

第5位 住宅ローンが残っていても家は売れるの?

 

住宅ローンが残っていても、家は売れる。

 

たとえばローン残高が1,500万円で、

家が2,000万円で売れれば、

売却代金からローンを完済できる。

 

問題は逆の場合だ。

 

ローンが2,000万円残っているのに、家が1,500万円でしか

売れなければ、少なくとも500万円が不足する。

 

売却費用まで考えれば、不足額はさらに増える。

 

不足分を自己資金で用意する、住み替えローンを検討する、

残債が減るまで待つ。

方法はいくつかあるが、誰でも審査に通るわけではない。

 

「売れば何とかなるやろ」ではなく、売却価格と

ローン残高を最初に並べて確認することが必要だ。

 

第4位 相続した実家、まず何をしたらええの?

 

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親が亡くなり、実家を相続した。

 

そこで慌てて家財を全部捨てたり、解体したり、

高額なリフォームを始めたりする人がいる。

 

しかし最初にするべきことは、現状確認だ。

 

誰が相続するのか。名義は誰になっているのか。

住宅ローンや借入れはないか。

 

固定資産税はいくらか。火災保険はどうなっているか。

建物に雨漏りや傾きはないか。

 

相続登記や税金の期限も確認しなければならない。

 

相続した家は、何も手を加えず、そのままの状態で

一度査定してもらうことをおすすめする。

 

片付けや解体が必要かどうかは、

売却方法が決まってから考えればよい。

 

第3位 売るのと貸すの、結局どっちが得なん?

 

毎月8万円で貸せると聞けば、年間96万円。

 

「売らんと貸したほうが得やん!」

 

そう思う気持ちは分かる。

 

しかし、家賃がそのまま利益になるわけではない。

 

固定資産税、火災保険、管理費、設備の故障、

屋根や外壁の修理、入居者が退去した後の原状回復。

そして何より、空室になれば家賃は入らない。

 

10年間貸して、住宅ローンは家賃で払えた。

しかし臨時の修繕費などで、

合計200万円を持ち出していたということもある。

 

将来、自分や子どもが住む予定があるなら貸す選択もある。

 

もう使う予定がないなら、

売れるうちに売ったほうがよい場合もある。

 

目先の家賃ではなく、

5年後、10年後まで計算して決めたい。

 

第2位 不動産会社によって査定価格が違うのはなぜ?

 

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同じ家を査定してもらったのに、

 

  • A社は2,000万円
  • B社は2,300万円
  • C社は2,800万円

 

これでは一般の人が混乱するのも無理はない。

 

しかし、査定価格は買取保証額ではない。

 

特に仲介査定では、「このあたりで

売れる可能性があります」という予想価格である。

 

契約を取りたいがために、

高い査定額を提示する会社もある。

 

2,800万円と言われて喜んで任せたものの、

売れずに値下げを繰り返し、

最後は2,000万円で成約することもある。

 

見るべきなのは金額の高さではなく、その根拠だ。

 

近隣の成約事例、現在の売出物件、建物の状態、

問い合わせが期待できる購入者層。

 

これらを具体的に説明できる会社を選んでほしい。

 

第1位 結局、私の家はいくらで売れるの?

 

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やはり第1位は、これしかない。

 

不動産の相談を受けていると、相続、税金、

住宅ローン、雨漏りなど、いろいろな話が出る。

 

しかし最後に皆さんが知りたいのは、

「ほんで、この家なんぼで売れるの?」

 

これである。

 

ここで覚えてほしいのは、相場、査定価格、

売出価格、成約価格、買取価格はすべて違うということ。

 

相場は周辺市場のおおよその水準。

 

査定価格は不動産会社の予想。

 

売出価格は売主が市場へ提示する価格。

 

成約価格は買主と合意した価格。

 

そして買取価格は、不動産会社が直接買う場合の価格だ。

 

不動産会社が価格を決めているように見えるが、

最終的に決めるのは市場である。

 

少しでも高く売りたいなら、まず適切な価格で市場へ出し、

購入希望者の反応を見る。

 

そして反応が弱ければ、写真、広告、

販売先、価格などの戦略を見直す。

 

そこを営業担当者と一緒に考えられれば、

売れない家はないと私は思っている。

 

筆者の独り言

 

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一般の人が不動産について知りたいことは、

難しい専門知識ではない。

 

「損したくない」

「騙されたくない」

「後悔したくない」

 

結局、この3つに集約される。

 

分からないことを不動産会社へ聞くのは、

恥ずかしいことではない。

むしろ、分からないまま契約書へハンコを押すほうが怖い。

 

仲介手数料って何?

雨漏りしてても売れる?

 

相続した家は放っておいたらあかん?

うちの家、ほんまに値段つくの?

 

何でも聞いたらええんです。

 

ただし最後の質問だけは、

現地を見ずに電話や写真だけで答えるのは難しい。

 

家の値段が一番知りたいなら、

まず不動産会社に家を見てもらいましょう。

 

玄関を開けた瞬間、電話では聞いていなかったものが

出てくることもありますから。

 

床が抜けていたり、天井から空が見えていたり、

大量の家財が待ち構えていたり……。

 

不動産査定は、たまに脱出ゲームより難しいんです!

 

 

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
  • 宅地建物取引士
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
どんな物件買取もお任せ下さい!

若い時にはリフォームの仕事も経験済。
売主様には査定時に買取価格を算出します!

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