中国人に変わる外国人不動産購入者 2026年最新版|中国の訪日減少と次に来る国・属性を徹底分析

2025年〜2026年にかけて、日本を取り巻く
訪日環境は大きく変わりつつあります。
特に中国の訪日動向は、
これまでとは別の局面に入ってきました。
中国政府が要請した「日本への渡航自粛」の影響や訪日客数の伸び鈍化が報じられており、一定の影響が出ています。
(※これは観光客動向に留まらず、
不動産購入ニーズにも波及する可能性があります。)
では、この変化を受けて、
大阪の外国人不動産市場はどう変わるのか。
中国人に代わってどんな国・属性の外国人が
「安い家」を求めて来るのか?
本記事では、
- 2026年版・中国人訪日・購入ニーズの最新動向
- 代替として期待される外国人需要
- 彼らが大阪で不動産を買う背景と特徴
- 売主が知るべき実務ポイント
を、最新データ・動向を踏まえて徹底解説します。

2026年最新|中国人の訪日動向はどう変わった?
Point ① 病的な訪日規制ではないが「実質的な減少圧力」
日本は現在も世界中からの訪日を受け入れています。
新型コロナ禍の入国制限はすでに解除済みです。
ただし、実際の訪日中国人観光客の
伸びには鈍化傾向が出ています。
2025年11月の訪日外国人データを見ると、全体の前年比は2桁成長を維持しているものの、中国からの伸び幅は急に鈍化し、1位から2位に後退しました。
これは単純な旅行者数だけの話ではありません。
2025年末に中国外交当局が日本への渡航自粛を要請したことから、中国国内で日本への旅行や長期滞在の優先度が低下した背景が指摘されています。
👉 結果として、
- 観光での訪日が減少
- 長期滞在/転居・不動産購入を検討する層の訪日も鈍る
可能性が高まっています。

Point ② 観光需要低下は「即・不動産購入減」ではないが…
訪日旅行の鈍化=不動産購入ニーズの減少、
となるかというと一概ではありません。
訪日が観光目的の中国人には影響が出ていても、すでに日本に居住する中国系の外国人や、転勤・永住希望者は別の文脈です。
実際、コロナ以前から中国人富裕層や高度専門職
ビザ保有者による日本移住・住宅購入の動きもありました。
それでも“観光層”としての訪日中国人が減るのは
市場心理として無視できません。
特に大阪の区分マンションや高額物件に対しては、
影響が出る可能性が高いです。

次に来る外国人購入者はどこか?
ズバリ、東南・南アジアの居住系購入者が注目される
以下の比較表で、
2026年の外国人購入者像を整理しました。
【表】2026年・外国人不動産購入者の比較
| 属性 | これまでの中国人 | これから注目される層 |
|---|---|---|
| 主な動機 | 投資・値上がり | 長期居住・家族移住 |
| 購入対象 | 中心部マンション・高級物件 | 戸建・古家・住宅地物件 |
| 予算感 | 高め | 安価〜中価格帯 |
| 滞在スタイル | 短期+投資 | 長期居住・実生活 |
| 資金移動 | 厳格・規制あり | 比較的スムーズ(在日層含む) |
👉 “買う外国人”の顔が変わりつつある。
(※これは訪日旅行者数とは別の購買層像です)
① 東南アジア系(ベトナム・フィリピン・インドネシア)
なぜ来るのか?
日本で働き、長期滞在する人が増えています。
ベトナム人などは特に日本語能力を持つ若手層が多く、
- 就労ビザ
- 技術・人文知識系ビザ
- 永住権を見据えた購入
という動きにシフトしつつあります。
特徴
- 家族単位で住まいを考える
- 戸建・住宅地の安い物件に関心
- 日本の治安・教育環境を評価
👉 全体として、**“実需型購入”**になりやすい属性です。

② 南アジア系(インド・ネパール・スリランカ)
注目される背景
南アジア出身の技術者・IT系人材が増えています。
こうした層は、いわゆる**“住む場所を
安定的に確保したい”**という欲求が強い。
特徴
- 長期の家族居住ニーズ
- 日本の住宅価格を割安と感じる
- リフォームやDIYを前提に探す
こうした属性は大阪にも定着しつつあり、
戸建物件需要につながる可能性があります。
③ 欧米・オセアニア層(趣味・ローカル生活志向)
数は多くないものの、欧米出身者の一部は、
- 日本の生活文化に魅力
- 下町や住宅地の魅力を評価
- リモートワーク前提の長期滞在
という理由で戸建や古家購入を
検討するケースも増えています。
※ただしこの層は全体量から見るとニッチです。

【図解】中国から多国籍層へシフトする購入構造
中国投資層(従来)
↓ 減少傾向
観光・投資 → 価格感重視
↓↓ 変化中 ↓↓
東南アジア・南アジア実需層
↓
長期居住・戸建希望
↓
大阪の住宅地物件
👉 投資色 → 実需色へ
これが2026年の市場トレンドです。

大阪で注目される物件は何か?
具体的な傾向として、外国人購入者が
狙いやすい物件は次の通りです。
【表】2026年・外国人に人気の物件タイプ
| 物件 | 人気度 | 理由 |
|---|---|---|
| 戸建・古家(1,000〜2,500万円) | ★★★★☆ | 長期居住・実需層向け |
| 区分マンション(中価格帯) | ★★★☆☆ | 在日層中心 |
| 再建築不可・古家付き土地 | ★★☆☆☆ | 投資色薄いが検討あり |
| 高級マンション | ★☆☆☆☆ | 中国富裕層減少で厳しい |
👉 戸建・古家がキーワード
価格帯が手頃で生活型層に訴求しやすいです。

外国人購入者の目線から見た大阪
なぜ大阪が選ばれるのか?
外国人が大阪を選ぶ理由は、
- 東京より価格が安い
- 交通・生活インフラが揃っている
- 古い住宅でも価値がある
という点が挙げられます。
特に生活型購入者にとっては、
「暮らせる日本」=大阪という評価が広がりつつあります。

売主・仲介が押さえるべき実務ポイント
2026年以降の外国人購入者対応では、
次の点が重要になります。
【実務チェック表】外国人購入者対応の主要ポイント
| チェック項目 | 必要性 |
|---|---|
| 購入動機の確認 | ◎ |
| 資金移動の方法確認 | ○ |
| 日本語以外の説明資料 | ◎ |
| 在留資格の確認 | ◎ |
| リフォーム・用途提案 | ○ |
👉 確認事項を徹底することが重要
特に言語・契約手続きの説明は、外国人購入者
向け市場では差別化要素になります。
まとめ:2026年、大阪の外国人購入者は“次の顔ぶれへ”
中国人訪日旅行の鈍化は、
不動産市場にも影響を与え始めています。
観光・短期滞在目的の層が減る一方で、
- 東南アジアの長期居住層
- 南アジアの技術・実需層
- 欧米の生活志向層(ニッチ)
という多国籍・生活需要層が注目されています。
大阪不動産市場では、「投資色の強い中国人中心」
のフェーズから、
「実需系・生活系外国人中心」の
フェーズへと変わりつつあるのです。
この変化を理解し、物件の魅せ方や買主への対応を見直せば、
2026年以降も外国人需要を取り込むことは十分可能です。

