今住んでいる家!奥さまのルーティーンで将来、何百万円の違いが出るで!?

 

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はじめに

 

「うちはまだ売る予定なんかないから」

 

不動産の話になると、

そうおっしゃる方は少なくありません。

 

確かにその通りです。

 

今すぐ家を売る予定もない。

住み替えも考えていない。

 

相続なんてまだまだ先の話。

そう思うのは自然なことです。

 

しかし、不動産の仕事を

長年していると気付くことがあります。

 

家の価値というのは、

売却を考え始めた時に決まるものではありません。

 

実はもっと前から決まっています。

 

毎日の暮らし方。

毎日の掃除。

毎日の片付け。

 

その積み重ねが10年後、20年後に

大きな差となって現れるのです。

 

特に大きな違いを生むのが、

奥さまの日々のルーティーン。

 

綺麗好きな奥さまと、物を積み上げるのが得意な奥さま。

 

同じような家に住んでいても、

将来の状態は驚くほど変わります。

 

今回は大阪のおばちゃんに登場してもらいながら、

「住み方が家の価値を変える」

というお話をしてみたいと思います。

 

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「あんた、その紙袋まだ置いてるん?」

 

ある日の昼下がり。

 

大阪のおばちゃんが近所の奥さまの

家へ遊びに行った時のことです。

 

玄関を入ってリビングへ向かう途中、

おばちゃんの足が止まりました。

 

視線の先には大量の紙袋。

 

百貨店の紙袋。

スーパーの紙袋。

雑貨屋さんの紙袋。

 

綺麗に収納されているわけでもなく、

とりあえず積み上げられている状態です。

 

おばちゃんが聞きます。

「あんた、その紙袋なんなん?」

 

奥さまは平然と答えました。

「いつか使うねん」

 

おばちゃんは即答です。

「その”いつか”来たことある?」

 

奥さまは少し考えます。

「・・・ないな」

 

「ほな捨てぇや」

 

「でももったいないやん」

 

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するとおばちゃん。

「20年置いてる方がもったいないわ」

 

思わず笑ってしまうやり取りですが、

実はこういう光景は珍しくありません。

 

不動産の現場でも本当によくあります。

 

紙袋ひとつなら問題ありません。

しかし、「いつか使う」が積み重なると話は変わります。

 

紙袋。

段ボール。

空き箱。

古い雑誌。

使わない家電。

昔の贈答品。

 

気付けば収納が埋まり、

部屋の一角が物置化していくのです。


築60年でも驚くほど綺麗な家がある

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私はこれまで数多くの長屋や連棟住宅を見てきました。

 

築50年。

築60年。

 

中には築70年近い建物もあります。

 

正直、訪問前はある程度覚悟しています。

 

ところが玄関を開けた瞬間、驚くことがあります。

 

「うわ・・・綺麗」

本当にそう思う家があるのです。

 

畳は丁寧に手入れされている。

床はしっかりしている。

 

押し入れも綺麗。

嫌な臭いもない。

 

窓もスムーズに開く。

古い家なのに、なぜか気持ちが良い。

 

そんな家です。

 

 

売主の方に聞いてみます。

「何か特別なことされていたんですか?」

すると大抵こう返ってきます。

 

「別に何もしてませんよ、

ただ綺麗好きではありましたけど」

 

やっぱり話を聞くと違います。

 

毎日掃除している。

毎日換気している。

 

不要な物を増やさない。

水回りをこまめに拭く。

 

それを何十年も続けているのです。

 

特別なことではありません。

でも、それが積み重なると大きな差になります。

 

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押し入れを開けたら平成が出てきた

 

ある日。

 

おばちゃんは近所の奥さまに言いました。

「押し入れ見せて」

 

「なんでや」

 

「ええから」

 

渋々襖を開ける。

するとおばちゃんが叫びました。

「うわっ!」

 

「何?」

 

「平成がおる!」

 

「は?」

 

「この押し入れに平成が住んどる!」

 

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中から出てきたのは、壊れたラジカセ。

 

カセットテープ。使わない布団。

昔の引き出物。誰の物か分からないバッグ。

そして謎の段ボール。

 

おばちゃんが一つ手に取ります。

「これ何?」

 

奥さま。

「分からん」

 

「持ち主も分からん物は捨てるんや」

 

確かにその通りです。

実際、不動産売却や相続の相談を受けると、

こうした荷物の整理が大きな問題になることがあります。

 

住んでいる時は気にならない。

 

しかし売却する時には大問題。

家一軒分の荷物を片付けるのは想像以上に大変なのです。


冷蔵庫の裏には人生が出る

 

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おばちゃんには持論があります。

 

「冷蔵庫の裏見たら、その家のこと大体分かる」

 

もちろん少し大げさです。

でも完全な冗談でもありません。

 

冷蔵庫の裏。

洗濯機の横。

家具の裏。

 

普段見えない場所ほど、

その家の管理状態が出るものです。

 

ある日、おばちゃんは聞きました。

「冷蔵庫どかしたことある?」

 

「ない」

 

「洗濯機は?」

 

「ない」

 

「ほな見てみ」

 

「嫌や」

 

「なんでや」

 

「怖い」

 

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恐る恐る冷蔵庫を動かす。

すると奥さまが叫びました。

 

「うわぁぁぁ!」

大量のホコリ。

 

長年蓄積した汚れ。

見たこともない物体。

 

おばちゃんも思わず笑います。

「ホコリちゃう」

「新種の生物や」

 

もちろん冗談です。

 

しかし、こういう場所の放置は

臭いや湿気、カビの原因にもなります。

 

それが積み重なると家全体の印象に影響してくるのです。

 

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「私は一生住むから」が危険な理由

 

実際によく聞く言葉があります。

「私は一生ここ住むから」

 

気持ちは分かります。

しかし人生は予定通りにはいきません。

 

10年後。

20年後。

何が起こるか誰にも分かりません。

 

子供の近くへ引っ越すかもしれない。

施設へ入るかもしれない。

 

病院の近くへ住み替えるかもしれない。

相続が発生するかもしれない。

 

実際、売却相談に来られる方の多くも、

数年前までは売る予定などなかった方ばかりです。

 

だからこそ、

今から家を大切に管理することには意味があります。


 

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築25年で再起不能!?おばちゃんも絶句

 

逆のケースもあります。

築25年。

 

まだ比較的新しい家です。

誰もが期待して中へ入ります。

 

ところが。

玄関を開けた瞬間。

 

全員が黙ります。

 

床が見えない。

廊下も見えない。

荷物なのか家具なのか分からない。

 

おばちゃんがぽつり。

「築年数若いのに生活疲れとるな」

 

思わず笑ってしまいました。

しかし買主さんは笑いません。

 

内覧に来た方は、

「片付け大変そうやな」

「全部リフォームかな」

と考えます。

 

それだけで印象は大きく変わってしまうのです。


査定の日に差が出る

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不動産査定の日。

 

綺麗好きな奥さまは朝から掃除します。

 

窓を開ける。

空気を入れ替える。

床を拭く。

物を片付ける。

 

査定担当者も気持ちよく見られます。

 

一方。

 

荷物が多い家。

部屋の状況が見えない。

床も見えない。

傷み具合も確認しづらい。

 

当然ながら慎重な判断になりやすいこともあります。

 

これは査定額だけの話ではありません。

 

売却後の内覧でも同じです。

買主さんが受ける印象は想像以上に大きいのです。

 

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数百万円変わることもある

 

もちろん掃除しただけで

数百万円高くなるわけではありません。

 

しかし、

「そのまま住めそうな家」

「全面改装が必要な家」

では話が違います。

 

特に長屋や連棟住宅。

 

築50年、60年クラスの住宅では、

その差が大きくなることがあります。

 

買主さんが見た瞬間、

「思ったより綺麗やな」

と思うか、

 

「全部やり直しやな」

と思うか。

 

その差は非常に大きいのです。


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大阪のおばちゃん最後の一言

 

最後におばちゃんが言いました。

 

「あんたな」

「家と言うもんは住む人の顔みたいなもんや」

 

「綺麗にしてたら綺麗になる」

「放ったらかしたら傷む」

 

「それだけや」

 

奥さまが聞きます。

「ほな毎日大掃除せなあかん?」

 

おばちゃんは首を振ります。

 

「そんなことない」

「毎日10分でええ」

「その10分が10年後に返ってくるんや」

 

少し間を置いて続けました。

 

「100万円になるかもしれん」

「200万円になるかもしれん」

「知らんけど」

 

「最後だけ無責任やな!」

二人は大笑いしました。

 

でも不動産屋としては知っています。

 

家は嘘をつきません。

毎日の暮らし方は、ちゃんと家に残ります。

 

そして10年後、20年後、

その差は想像以上に大きくなっているのです。

 

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不動産売買等でのよくある質問

 

築年数が古くても綺麗なら売れやすくなりますか?

 

一般的には買主の印象が良くなります。

 

築年数は変えられませんが、室内状態によって

内覧時の評価は大きく変わることがあります。

 

長屋や連棟住宅でも室内状態は重要ですか?

 

重要です。

 

特に築年数が古い物件では、日頃の管理状況が

買主の判断材料になるケースも少なくありません。

 

ゴミ屋敷状態でも売却できますか?

 

売却は可能です。

ただし片付け費用や残置物撤去費用が発生する場合があります。

 

相続した家に大量の荷物が残っています。どうすれば良いですか?

 

まずは現状を把握しましょう。

 

不用品回収や遺品整理業者を利用する方法もありますし、

そのまま相談できる不動産会社もあります。

 

将来売る予定がなくても掃除や整理整頓は意識した方がいいですか?

 

おすすめします。

 

快適に暮らせるだけでなく、将来の住み替えや相続、

売却の選択肢を広げることにもつながります。

 

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筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
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