動かなかった相続空き家・・ようやく買い手が決まった!熱量のある相続人のストーリー

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「大阪に叔父の不動産があるらしい」

 

埼玉県に住む甥がその物件の存在を知ったのは、

叔父が亡くなり、相続の話が出てからでした。

 

亡くなった叔父は父親の弟。

奥さんは早くに亡くなり、子どもはいません。

 

そして残されたのが、

大阪市東淀川区にある古い不動産でした。

 

埼玉に住む甥からすれば、

「そんな家があったんや……」

というところから話が始まります。

 

しかも聞けば、かなり古くてボロボロらしい。

 

大阪市も、相続などをきっかけに空き家を所有する

ケースがあるとして、早めの対策を案内しています。

(大阪市公式ウェブサイト)

 

叔父の相続なのに「甥の自分も相続人?」

 

 

今回、相続に関わるのは3人です。

 

亡くなった叔父の弟で、箕面市に住んでいる叔父。

 

すでに亡くなっている兄の子である、埼玉県在住の甥。

そして、その弟で京都市内在住。

 

「叔父さんの相続なのに、

甥の自分にも相続権があるん?」

 

ここで出てくるのが代襲相続です。

 

たとえば、子どもや直系尊属など先順位の相続人がおらず、

兄弟姉妹が相続人になるケースで、その兄弟姉妹が

すでに亡くなっている場合、その子である

甥や姪が相続人になることがあります。

 

※実際の相続人は家族関係や戸籍、遺言の有無などによって

異なるため、個別の確認が必要です。

 

問題は、相続人が誰なのか

分かっただけでは終わらないことです。

 

誰がこの不動産の問題を進めるのか?

ここからが大変でした。

 

ボロボロの空き家……査定しても値段が付かない

 

 

誰も住む予定がないなら、売却しよう。

 

そこで複数の不動産会社に査定を依頼します。

ところが――。

 

なかなか値段が付かない。

 

建物は古く、状態も良くない。

「これは難しいですね……」

と言われてしまえば、相続した側としては困ります。

 

欲しくて買った家ではありません。

 

しかも中心になって動いている本人は埼玉県。

 

大阪市東淀川区まで、

「ちょっと家を見に行ってくるわ」

という距離でもありません。

 

 

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空き家は、所有しているだけでも管理が必要になります。

大阪市でも空き家の適正管理について案内しており、

東淀川区を対象とした管理サービスなどの情報も提供しています。

(大阪市公式ウェブサイト)

 

「売れへんから、そのまま置いとこう」

で永遠に終わらせられる話でもありません。

 

それでも諦めず、不動産会社を探しました。

 

そして、ようやく――。

「この状態でも買い取ります」

と言ってくれる不動産会社が見つかります。

 

「やっと終わる!」

普通ならそう思いますよね。

 

ところが、ここからが今回の相続の本題でした。

 

買い手が決まったのに、今度は相続人が動かない

 

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相続人は3人。

 

物件は大阪市東淀川区。

 

一番近い叔父は大阪府箕面市。

弟は京都市内。

 

そして甥は――。

埼玉県。

 

距離だけで考えれば、大阪に住んでいる

叔父が中心になってくれれば助かります。

 

ところが、どうもやる気がない。

「誰かがやってくれるやろ」

となってしまえば、買い手が決まっていても話が進みません。

 

相続では、不動産会社だけで

解決できない手続きもあります。

 

2024年4月からは相続登記も義務化されています。

 

相続によって不動産を取得したことを知った日から

3年以内に相続登記を申請することが原則となっています。

 

結局動いたのは、一番遠い埼玉の甥だった

 

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「このままやったら、いつまで経っても終わらへん」

 

そこで動いたのが――。

3人の中で物件から一番遠い、埼玉県在住の甥でした。

 

不動産会社と連絡を取る。

必要な手続きを確認する。

他の相続人とも連絡を取る。

 

そしてついには、司法書士まで自分で手配。

 

相続手続きでは戸籍を集めたり、相続関係を確認したり、

不動産の名義を整理したりと、

普段経験しない作業が次々と出てきます。

 

「この書類、誰が取るん?」

「次は何したらええの?」

「これは司法書士に聞いた方がええんかな?」

 

分からないたびに全員で止まっていたら、

なかなか前へ進みません。

 

そんなとき、

「ほんなら俺が聞いとくわ」

と言ってくれる人が一人いる。

 

これが大きいんです。

 

相続人が3人いても「熱量」は3人とも違う

 

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相続人が複数いると、

「みんなで相談して進めたらええやん」

と思うかもしれません。

 

でも、実際はそう簡単ではありません。

 

早く片付けたい人もいれば、

「よう分からんから任せるわ」

という人もいる。

 

仕事が忙しい人もいる。

 

そもそも相続した不動産に興味がない人もいるでしょう。

 

つまり、同じ相続人でも熱量が違う。

 

今回がまさにそうでした。

一番近い人が一番動くとは限らない。

 

一番年上の人が仕切るとも限らない。

 

むしろ今回、話を前へ進めたのは

一番遠くに住んでいた甥でした。

 

距離ではなく、

「この問題を終わらせよう」

という熱量があった人です。

 

相続を動かすのは、結局「人」なのかもしれない

 

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値段が付かない。

 

ようやく買い取ってくれる不動産会社が見つかる。

今度は相続人の手続きが進まない。

 

相続不動産では、一つ解決すると

次の問題が出てくることがあります。

 

でも今回、一番遠い埼玉から甥が動きました。

 

司法書士まで手配し、

必要な段取りを一つずつ進め、ようやく解決へ。

 

相続人全員に同じ熱量を求めるのは難しいでしょう。

 

だからこそ、相続人が何人いるか以上に、

「誰か一人、動いてくれる人がいるか」

が大切になることがあります。

 

物件から一番近い人じゃなくてもいい。

 

不動産に詳しくなくてもいい。

最初は何をすればいいか分からなくてもいい。

 

電話して、聞いて、専門家を探して、

必要な人に連絡する。

 

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「ほんなら、自分がやります」

そう言ってくれる熱量のある人が、

相続人の中に一人でもいる。

 

これ、本当に助かります。

 

不動産売買等でのよくある質問

 

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子どものいない叔父の不動産を甥や姪が相続することはありますか?

 

あります。

一定の相続関係では、先に亡くなった兄弟姉妹に代わって、

その子である甥・姪が代襲相続人になることがあります。

 

ただし、実際の相続人は戸籍や家族関係などから

確認する必要があります。

 

相続人の一人がやる気を出してくれない場合、不動産は売れませんか?

 

状況によります。遺産分割や登記など必要な手続きが

進んでいなければ、希望どおりに売却できない場合があります。

 

単なる段取りの問題なのか、遺産分割そのものに

反対しているのかによっても対応が異なります。

 

遠方に住んでいても相続手続きはできますか?

 

可能です。

すべての手続きで現地へ行かなければ

ならないわけではありません。

 

遠方の場合は、不動産会社や司法書士などと

相談しながら必要な手続きを整理すると進めやすくなります。

 

ボロボロの相続空き家でも売却できますか?

 

状態や立地などによりますが、売却できる可能性はあります。

 

一般的な仲介では難しくても、現状のまま買取を

検討する不動産会社が見つかるケースもあります。

 

相続不動産の話が進まないときは誰に相談すればいい?

 

不動産の売却については不動産会社、相続登記などは司法書士、

相続人同士で法的な争いが生じている場合は弁護士など、

問題に応じて適切な専門家へ相談しましょう。

 

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筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
  • 宅地建物取引士
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
どんな物件買取もお任せ下さい!

若い時にはリフォームの仕事も経験済。
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