去年まで売れていたあの家が売れない!?大阪市内1000万円戸建市場に起きた変化【後編】』 ~大阪の中古戸建市場で今、静かに起きている異変とは?~

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前編では、

 

  • 去年まで大阪市内の1000万円前後の中古戸建が意外と動いていたこと
  • 東大阪市や守口市より大阪市内が好まれていたこと
  • 経営管理ビザ需要の変化
  • 若い世帯の価値観の変化

について書いた。

 

今回はその続きである。

 

しかし今回は市場分析ではない。

「それでも売るのがプロの仕事やろ!」という話である。


「社長、この家は厳しいですね…」

 

私はこの言葉が嫌いではない。

むしろ好きかもしれない。


なぜなら、本当に厳しい家ほど燃えるからである。


例えば、

築48年。

車庫なし。

 

接道2.7m。

駅徒歩14分。

 

室内は昭和そのもの。


若い営業マンなら言う。


「値下げですかね…」


早い早い(笑)


まだ何もやっとらん。

 

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不動産屋の悪いクセ

 

(杉下右京さんではありませんが・・)

 

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販売開始。

2週間。

問い合わせゼロ。

値下げしましょう。


こんなパターンは珍しくない。


もちろん価格は重要や。

しかし私は思う。


 

本当に価格が原因なんか?

 


写真はどうや?コメントはどうや?

ターゲット設定はどうや?


 

そこを考えずに値下げするのは簡単や。

 

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車庫なし物件は本当に売れないのか?

 

ここで少し考えてみたい。


大阪市旭区。

千林。

森小路。

今市。


車庫付き住宅ばかりやろうか?


そんなことはない。


大阪の下町には車庫なし住宅が山ほどある

 

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城東区の関目。

野江。

蒲生四丁目。


東成区。

生野区。


どこを見ても車庫なし住宅は存在する。


では皆不幸か?


そんなことはない。


普通に暮らしている。


普通に子育てしている。


普通に生活している。


つまり

車庫がないことが問題ではない。


 

車庫が必要な人に売ろうと

していることが問題なのである。

 

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ターゲットを間違えたら何でも売れない

 

例えば、駅徒歩3分。

千林商店街徒歩2分。

スーパー徒歩1分。


 

こんな家があったとする。

 


車庫なし。


すると「車庫ありません!」になる。

 

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違う。


そこは「車いりません!」なのである。


千林のおばちゃん最強説

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千林商店街を歩いたことがある人なら分かる。

 


何でもある。


魚屋。

肉屋。

八百屋。

薬局。

パン屋。


 

そして元気なおばちゃん。

 


正直、あのエリアで

車に乗る機会なんかそんなに多くない。


地下鉄ある。

京阪ある。

商店街ある。


だから車庫なしを欠点にするより、

生活利便性を売る方が正しい。

 

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若い世帯は昔より賢い

 

これは間違いない。


最近の若い夫婦は本当に勉強している。


内覧中によくある会話

 

「月極駐車場ありますよ」


お客様

「いくらですか?」


「月18,000円です」


お客様

「20年で432万円ですね」


「・・・」


計算早いな(笑)

 


昔なら「近くにあるなら大丈夫です」

だった。


今は違う。


住宅ローン。教育費。

車。老後。


全部計算している。


だから家を見る目も厳しい。


リフォーム済物件が人気の理由

 

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最近強いのは

やはりリフォーム済物件。


なぜか。


分かりやすいからである。


買ってすぐ住める。


予算が組みやすい。


工事の心配がない。


だから

1000万円の古家+500万円リフォーム

より

1600万円のリフォーム済

を選ぶ人が増えている。


これも市場の変化や。

 

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「安い家」が欲しいわけではない

 

ここを勘違いしてはいけない。


若い世帯は安い家を

探しているわけではない。


安心できる家を探しているのである。


だから

 

築古でも

  • 雨漏り履歴なし
  • シロアリ履歴なし
  • 配管交換済
  • 外壁補修済

なら十分勝負になる。


それでも売れる家は売れる

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ここが重要。


市場が悪くなった訳ではない。


市場が厳しくなっただけである。


 

去年なら売れた家が、

今年は工夫しないと売れない。

 


それだけや。


だから私は悲観していない。


むしろ面白くなったと思っている。

 

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本当に面白いのは売りにくい家

 

天王寺区のピカピカ新築。


誰でも売れる。


駅前タワーマンション。


誰でも売れる。

 

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しかし、車庫なし。

築古。狭小。


そんな家を売るには知恵がいる。


地域を知らなあかん。


買主を知らなあかん。


生活を知らなあかん。


そこに不動産屋の腕が出る。


弊社の考え方

 

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私は昔から思っている。


不動産はモノ売りではない。


人と家を繋ぐ仕事である。


だから「この家売れません」

では終わらない。


この家を必要としている人は誰なのか。


どこに魅力があるのか。


何を伝えればいいのか。


そこを考える。

 

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大阪市内にはまだまだ面白い家がある。


旭区にもある。


城東区にもある。


東成区にもある。


生野区にもある。


平野区にもある。


そしてそんな家を必要としている人も必ずいる。

 

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まとめ

 

去年まで売れていた家が売れなくなった。


確かにそれは事実である。


しかし、大阪市内1000万円

戸建市場が終わった訳ではない。


経営管理ビザ需要の変化。


若い世帯の価値観の変化。


リフォーム済物件人気。


車庫需要の増加。


市場環境は変わった。


だから売り方も変わらなければならない。

 

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それでも私は思う。


不動産屋として本当に面白いのは、

誰が見ても売れる家ではない。


「こんな家売れるん?」

と言われる家を売ること。


その家の魅力を見つけること。


そして必要としている人へ繋ぐこと。


それができた時が一番嬉しい。


大阪市内の1000万円戸建市場は確かに変わった。

 

しかし、プロの仕事はこれからが本番なのである。

 

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🏠 フォローウィンドコーポレーション

~売れそうな家を売るのは当たり前。

売りにくい家を売ってこそプロやと思ってます。

だから空き家・長屋が好きなのかも~

筆者松本 親幸
  • 不動産キャリア29年
  • 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
個人的には今までの不動産業経歴において1,500件超のお取引に関わっております。
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若い時にはリフォームの仕事も経験済。
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