大阪の長屋が相続できない理由で最も多い理由ベスト7 〜「名義変更できない」「売れない」と言われる本当の原因とは?〜

大阪の長屋は「相続できない」のではなく「相続が止まる理由」がある
まず大前提として知っておいてほしいのは、
長屋だから相続できない、という法律は存在しません。
それでも現実には大阪で
「相続できません」
「名義変更できません」
と言われてしまうケースが非常に多いです。
その理由は、不動産そのものではなく、
権利関係・建築条件・手続きの問題にあります。
ここからは、現場で実際に多い
「相続できない」と言われる理由ベスト7を解説します。

理由①|登記名義が被相続人と違う(未登記・他人名義)
大阪の長屋で最も多い理由がこれです。
よくあるケース
- 祖父名義のまま何十年も放置
- そもそも登記されていない
- 昔の売買で名義変更していない
この場合、**「相続する前に、誰のものかを
確定させる作業」**が必要になります。
なぜ問題になる?
- 相続登記は「名義人の死亡」が前提
- 名義が違えば、相続のスタート地点に立てない
特に大阪の下町エリアでは、口約束・
権利証紛失・未登記長屋が非常に多く見られます。

理由②|相続人が多すぎて話がまとまらない
長屋は古くから住み継がれているため、相続が
数世代にわたって連鎖していることが珍しくありません。
典型パターン
- 相続人が10人以上
- 連絡が取れない人がいる
- 意見が割れて同意が取れない
不動産の相続は相続人全員の合意が原則です。
1人でも反対・不明者がいれば、
名義変更も売却も進みません。
理由③|再建築不可で「価値がない」と誤解される
大阪の長屋には**再建築不可(さいけんちくふか)**
の物件が多く存在します。
再建築不可=今ある建物を壊すと、
新しく建てられない土地
なぜこれが相続トラブルになる?
- 「価値がない」と思い込む
- 誰も引き取りたがらない
- 相続放棄を検討する人が出る
しかし実際には再建築不可=
売れない・相続できないではありません。
この誤解が、相続の話を止めてしまう大きな原因です。

理由④|長屋特有の「共有壁・共有部分」の問題
長屋は、隣家と壁・屋根・基礎を共有
しているケースが多いです。
問題になりやすい点
- 境界線が不明確
- 修繕の責任範囲が曖昧
- 隣家と連絡が取れない
この状態だと、
- 登記内容と現況が一致しない
- 金融機関や専門家が扱いを嫌がる
結果として「相続できても」
売りにくい物件になる可能性も・・。

理由⑤|建築基準法違反・増築の履歴が不明
大阪の長屋では、
無許可増築・違法改修が非常に多いです。
具体例
- 昔、勝手に部屋を増やした
- トイレや風呂を後付け
- 建築確認が存在しない
これ自体は即違法相続ではありませんが、
- 登記面積と違う
- 図面が存在しない
といった理由で、売却時には苦労することにも・・。
理由⑥|相続放棄と勘違いして放置している
「どうせ売れないから…」「古い家だし…」
と考えて、正式な相続放棄をせずに放置する人も多いです。
放置するとどうなる?
- 固定資産税は発生し続ける
- 管理責任が残る
- 近隣トラブルの原因になる
結果的に誰も動けなくなる=
相続できない状態に陥ります。

理由⑦|「売れない」と言われて思考停止してしまう
最後に多いのがこれです。
- 不動産会社に断られた
- 0円と言われた
- 買い手がいないと言われた
しかし、これは「その業者が扱えなかった」
だけのケースが大半です。
大阪の長屋は、
- エリア
- 接道状況
- 権利整理
によって、評価の出し方が大きく変わります。

じゃあ、大阪の長屋は本当に相続できないの?
結論としては、「相続できない」のではなく
「整理しないと相続できない状態になっている」
というケースがほとんどです。
正しい順序で、
- 権利関係を整理
- 状況を把握
- 現実的な出口を選ぶ
これが何より重要です。
不動産売買等でのよくある質問
相続登記は必ずしないといけませんか?
2024年以降、相続登記は義務化されています。
放置すると過料の対象になる可能性があるため、
早めの対応が安心です。
再建築不可の長屋でも売却できますか?
可能です。
ただし一般的な市場ではなく、
条件を理解した相手を探す必要があります。
相続人が多くても進められますか?
可能ですが、全員の合意形成が前提となるため、
整理と段取りが重要になります。
空き家のまま放置するとどうなりますか?
税金・管理責任・近隣トラブルのリスクが高まり、
将来的にさらに動かしづらくなります。

まとめ|「相続できない」と悩む前に、理由を言語化する
大阪の長屋相続で大切なのは、
- 感情ではなく「事実整理」
- 噂ではなく「仕組み理解」
- 放置ではなく「選択」
です。
もし今、「相続できないかもしれない…」と感じているなら、まずは“なぜ止まっているのか”を整理することから始めてみてください。
それだけで、次の一手が見えてくる
ケースは非常に多いです。

