大阪市内の中古マンションはいつからこんなに価格が上がったの!?過去10年間の価格推移を検証
「大阪市内の中古マンション、
昔よりかなり高くなった気がする…」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。
実際、ここ10年で大阪市内の
中古マンション価格は大きく上昇しました。
特に大阪市北区・中央区では、数年前では
考えられなかった価格帯の物件も増えています。
一方で、住宅地として人気の都島区でも価格上昇が続き、
「北区は高すぎるから都島区へ」
「新築は無理だから中古へ」
という流れも強くなりました。
さらに近年では、
- ホームステージング物件の増加
- リノベ再販の急増
- 買取価格の高騰
- 建築費上昇
など、不動産市場そのものが大きく変化しています。
特に現場では、
「コロナ以降から一気におかしくなった」
「ウクライナ侵攻後に建築費がさらに上がった」
という声もよく聞くようになりました。
本記事では、大阪市内の中古マンション価格が
いつから上がり始めたのかを、社会情勢や
不動産業界の変化とあわせて分かりやすく解説します。
大阪市内の中古マンション価格は本当に上がっている?
まず結論から言うと、
大阪市内の中古マンション価格は
この10年でかなり上昇しています。
特に北区・中央区では、
2015年頃と比較すると驚くほど価格帯が変わりました。
2015年頃までは比較的落ち着いた相場だった
2013年頃から始まったアベノミクスにより、
不動産市場は徐々に回復傾向にありました。
とはいえ、当時はまだ、
「大阪の中古マンションがこんなに高くなる」
と予想していた人はそこまで多くありません。
住宅ローン金利も低く、購入しやすい時代では
ありましたが、現在ほど“価格高騰感”はありませんでした。
特に都島区などの住宅エリアでは、
ファミリー層でも比較的現実的な価格で
購入できる物件が多かった印象です。
2019年頃から「高い」と感じる人が増え始めた
空気感が変わり始めたのは2019年前後です。
大きかったのは、
- 大阪万博決定
- インバウンド増加
- 梅田再開発
- タワーマンション人気
など。
特に北区・中央区では価格上昇が加速しました。
中之島・梅田・心斎橋周辺では、
海外投資家や富裕層需要も強くなり、
「大阪の都心マンションは資産になる」という
見方が広がっていった時期です。
その影響で、
「北区はもう高すぎる」
「都島区ならまだ買える」
という動きも徐々に出始めました。
都島区はアクセスが良く、住宅街としての
人気も高いため、実需層からの需要が強まった印象です。
価格高騰が加速したのはコロナ禍以降
多くの人が「一気に上がった」と感じているのが、
やはり2020年以降です。
2020年当初は“暴落する”と言われていた
新型コロナが流行した当初、
多くの人が不動産価格の暴落を予想していました。
- 緊急事態宣言
- 外出制限
- 景気悪化懸念
などが続いたためです。
実際、不動産会社の中でも、
「一気に値崩れするのでは?」という空気はありました。
しかし、結果的には逆でした。
低金利政策が価格を押し上げた
コロナ禍でも超低金利政策が継続されたことで、
不動産市場にはお金が流れ続けました。
さらに、
- 在宅ワーク増加
- 家にいる時間増加
- 住環境重視
という変化もあり、住宅需要そのものが高まったのです。
新築マンション価格も上昇していたため、
「新築は高すぎるから中古へ」という流れも強まりました。
ここで中古マンション市場へ一気に資金が流れ込んできます。
リノベ再販とホームステージングが急増
この頃からかなり増えたのが、
- リノベーション再販
- ホームステージング
です。
以前は中古マンションというと、
「古い」「暗い」「生活感が強い」
というイメージもありました。
しかし近年は、モデルルームのように
演出された物件が非常に増えています。
ポータルサイト上でも写真映えするため、
ホームステージングはかなり重要視されるように。
特に価格帯が高くなるほど、「どう見せるか」
が売却スピードに直結する時代になっています。
ロシア・ウクライナ侵攻後にさらに空気が変わった
そして2022年頃から、さらに大きな変化が起こります。
それが建築費の高騰です。
建築資材が一気に値上がり
ロシア・ウクライナ情勢の影響もあり、
- 木材
- 鉄
- ガラス
- 住宅設備
など、建築関連コストが急上昇しました。
加えて円安も進行。
輸入資材価格も高騰し、
新築マンション価格はさらに上がっていきます。
万博と再開発で職人不足も深刻化
大阪では、
- 万博関連工事
- 再開発ラッシュ
- ホテル建設
なども重なり、建設業界の人手不足も深刻化しました。
すると当然、「新築を建てるコスト」
そのものが大きく上昇します。
結果として、「中古でもいいから欲しい」
という流れがさらに強くなりました。
不動産会社の“仕入れ値”もかなり上がった
実際、ここ数年で不動産会社の
仕入れ価格もかなり上昇しています。
特に買取再販業者は、
- 高値仕入れ
- リフォーム費高騰
- 金利上昇リスク
など、以前よりかなり厳しい状況になっています。
それでも中古マンション需要が強いため、
価格は高止まりしやすい状態が続いています。
現場感覚としても、
「数年前なら絶対この価格では買わなかった」
という物件でも、現在は普通に取引されている
ケースが増えています。
北区・中央区・都島区で価格差も拡大
大阪市内と言っても、
エリアによって価格差はかなりあります。
北区は“資産性”重視の市場へ
梅田再開発の影響は非常に大きく、
北区ではタワーマンション価格がかなり高騰しました。
投資・資産保有目的の購入も多く、
一般的な実需だけでは
説明できない価格帯の物件もあります。
中央区はインバウンド回復の影響も強い
中央区は、
- 心斎橋
- 難波
- 本町
など商業エリアが強く、インバウンド回復による
期待感も価格に影響しています。
民泊需要や投資需要を意識した購入も一定数あります。
都島区は“実需住宅地”として人気上昇
一方で都島区は、
- 交通アクセス
- 住宅環境
- 学区人気
などから、ファミリー層に人気があります。
「北区は高すぎる」「中央区は投資色が強い」
という層が流れてきやすいエリアでもあり、
中古マンション需要はかなり底堅い印象です。
2026年以降も価格は上がる?
では、今後も大阪市内の
中古マンション価格は上がり続けるのでしょうか。
正直、これは非常に難しい問題です。
上昇を支えそうな要因
今後も、
- 再開発
- インバウンド
- 新築供給減少
などは、価格を支える材料になりそうです。
特に大阪中心部は、全国的に見ても
再開発規模が大きいエリアです。
一方で下落リスクもある
ただし、
- 金利上昇
- 実需限界
- 投資マネー減少
などには注意が必要です。
現在は、「高すぎて買えない」
という声もかなり増えています。
そのため、今後はエリアや物件によって
価格差がさらに広がる可能性もあります。
マンション売却では“相場把握”がかなり重要
今の大阪市内は“高値相場”である一方、
査定差もかなり大きい時代です。
つまり、不動産会社によって、
- 強気査定
- 現実的査定
- 買取前提査定
など、かなり差があります。
特に、
- 築年数
- 管理状態
- 立地
- 修繕積立金
- 眺望
- 階数
によって価格差は大きく変わります。
また最近では、
「リフォーム前提で高く買う会社」
「ホームステージングで高く売る会社」
など、売却戦略そのものも多様化しています。
そのため、「近所が高かったからうちも高いはず」
ではなく、今の市場動向を踏まえて
判断することが大切です。
まとめ
大阪市内の中古マンション価格は、
2019年頃から上昇感が強まり、
コロナ禍以降にさらに加速しました。
そして、
- 低金利政策
- 新築価格高騰
- 建築費上昇
- 万博需要
- インバウンド回復
など、さまざまな要因が重なり、
現在の価格水準につながっています。
さらに近年では、
- ホームステージング
- リノベ再販
- 写真重視の販売戦略
など “中古マンションの売り方”自体も
大きく変わりました。
今後も大阪市内では再開発が続きますが、
一方で金利上昇など不透明要素もあります。
だからこそ、売却を検討している方は、
今の相場を早めに把握しておくことが重要です。
不動産売買等でのよくある質問
大阪市内の中古マンション価格は今後も上がりますか?
将来的な価格は断定できませんが、
再開発や新築不足など、価格を支える要因はまだあります。
一方で金利上昇には注意が必要です。
コロナで不動産価格が上がったのはなぜですか?
低金利政策が継続したことや、在宅ワークによる
住宅需要の変化が大きな要因と言われています。
ホームステージングは本当に効果がありますか?
物件の印象改善につながるため、
内覧時の反応が良くなるケースは多いです。
特に空室物件では効果を感じやすい傾向があります。
築古マンションでも高く売れることはありますか?
立地や管理状態によっては
高値売却できるケースもあります。
特に大阪市中心部では築古でも需要が残るエリアがあります。
マンション価格が高いうちに売った方がいいですか?
物件条件やライフプランによって異なります。
まずは現在の市場価格を把握することが重要です。
- 不動産キャリア29年
- 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
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