大阪市内の長屋は結局売れるのに、東大阪の山手はなぜ動きにくく安いのか? 相続・売却目線と借地上建物の難しさまで徹底解説!
はじめに|「同じ長屋」なのに、なぜここまで差がつくのか
大阪市内の長屋。
築年数が古くても、再建築不可でも、意外と売れる。
一方で、東大阪市の山手エリアの長屋。
価格は安い。
そして動きにくい。

なぜ、同じ“長屋”なのに、
ここまで市場が違うのでしょうか。
答えは単純ではありません。
✔ 立地構造
✔ 人口動態
✔ 投資家層
✔ 再建築不可率
✔ 借地割合
✔ 相続発生後の動き方
すべてが絡み合っています。
今日は感情論ではなく、構造で整理します。
1|大阪市内の長屋はなぜ売れるのか?

① 立地補正が強い
大阪市内、とくに
・西区・浪速区・天王寺区・生野区の一部は
中心部アクセスが強い。
再建築不可でも、「駅徒歩圏」「梅田・難波に近い」
という立地が価格を支えます。
② 投資家層が厚い
大阪市内の長屋は、
・リノベ再販業者・収益化業者・近隣買収狙い
・民泊狙い(以前)など、買い手層が多い。
買い手が多い=流動性がある。
③ 再建築不可でも需要がある
再建築不可でも、
✔ 収益化できる✔ 表通りに近い✔ 隣地と一体化できる
なら十分に動く。
2|東大阪市の山手が動きにくい理由

① 地形的ハンデ
東大阪市の山手エリアは、
✔ 坂が多い✔ 駅から距離がある✔ 高齢化率が高い
この3点が市場に影響。
徒歩圏でない長屋は、需要が一気に減ります。
② 人口動態の差
大阪市は中心回帰傾向。
一方、東大阪山手は横ばい〜微減傾向。
人口構造が違う。
③ 投資家が限定的
東大阪の山手は、「高利回りなら検討」
という投資家が中心。
価格が安くても、出口が見えない物件は買われません。

3|価格帯の決定的な違い
■ 大阪市内長屋
1,000万〜3,000万円台も多い
■ 東大阪山手
300万〜1,200万円帯中心
安いのに売れにくい。ここがポイント。
4|借地上建物売買の難しさ
ここが今回の核心です。
借地とは?
土地は地主の所有。建物だけ所有している状態。
これが「借地上建物」。
なぜ難しいのか?
✔ 地主承諾が必要
✔ 承諾料が発生
✔ 更新問題
✔ 金融機関ローン不可が多い
特に東大阪の山手では
借地比率が高いエリアもあります。
大阪市内との違い
大阪市内:
・借地でも立地補正が効く
・業者が扱い慣れている
東大阪山手:
・地主が高齢
・相続未整理
・承諾が進まない
結果、売却が長期化。

5|相続発生後の動きの違い
大阪市内:
✔ 早期売却
✔ 買取業者多数
✔ 価格帯が高い
東大阪山手:
✔ 相続人が遠方
✔ 利回り低い
✔ 空き家化
時間が経つほど動きにくくなる。
6|売却難易度の比較
大阪市内長屋:
流動性=中〜高
東大阪山手:
流動性=低〜中
再建築不可+借地ならさらに難易度上昇。

7|では東大阪山手は“負動産”か?
答えは極端ではありません。
以下ならまだ動く。
✔ 駅徒歩15分以内
✔ 賃貸可能
✔ 隣地買収可能
✔ 借地でない
これが揃えば可能性あり。
8|売却目線の判断基準
次の質問に答えてください。
・賃料は月5万円以上取れる?
・修繕に100万円かける価値ある?
・5年後に売れる?
答えが曖昧なら、早期検討が合理的。
9|今後の市場予測(2026〜2030)
大阪市内:横ばい〜微増可能性
東大阪山手:二極化
駅近は横ばい・遠隔地は弱含み
10|まとめ|構造が違うだけ
大阪市内の長屋は立地で支えられる市場。
東大阪山手は
利回りでしか支えられない市場。
そして借地が絡むと、さらに難易度が上がる。
長屋は同じ。
市場は違う。これが答えです。

不動産売買等でのよくある質問
東大阪の山手でも売れますか?
条件次第ですが、価格設定が重要です。
借地上建物は売れますか?
可能ですが地主承諾が必要で難易度は高いです。
相続後すぐ売るべきですか?
放置すると空き家リスクが上がるため、
早期検討が望ましいです。
再建築不可でも売却可能ですか?
可能ですが買主は限定されます。
査定は無料ですか?
多くの会社が無料対応しています。

