大阪市淀川区の空き家で困ったらまず何をする?長屋20坪の実家を損せず手放す5ステップ
「切り離せば高く売れる」と言われた。
でも隣に行くのは正直しんどい
大阪市淀川区。
十三や三国、塚本エリアには、
戦後から続く木造長屋が多く残っています。
その一角にある、土地約20坪の実家。
親から相続したものの、今は空き家。
不動産会社に相談すると、こう言われることがあります。
「隣家の切り離し承諾が取れれば、
単独土地として評価できる可能性があります」
つまり、うまくいけば高く売れるかもしれない。
でも――
- 隣との関係が微妙
- いきなり売却の話を持ち込むのが気まずい
- 断られたらどうなる?
- 工事って何?費用は?
こうして動けなくなるのが、
淀川区の長屋空き家でよくあるパターンです。
本記事では、
- 淀川区の空き家リスク
- 長屋の切り離し承諾とは何か
- 高く売る vs 早く終わらせる判断基準
- まずやるべき具体的5ステップ
- 隣家交渉を自分でやらずに済ませる方法
まで、順を追って解説します。
大阪市淀川区の空き家を放置するとどうなる?
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① 管理不全空き家の指定リスク(2025年時点)
2023年の法改正により、適切に管理されていない
空き家は「管理不全空き家」に指定される可能性があります。
指定されると:
- 固定資産税の住宅用地特例(最大1/6軽減)が解除
- 改善命令
- 行政指導
放置=税負担増の可能性です。
② 淀川区特有の密集地事情
淀川区の長屋は、
- 道路幅4m未満
- セットバック未対応
- 接道2m未満
といったケースもあります。
これは**再建築不可(※建て替えができない状態)**
になる可能性を含み、売却価格に大きく影響します。
まずやるべき5ステップ
STEP1|名義と相続登記の確認
2024年から相続登記は義務化。
確認事項:
- 単独名義か共有か
- 未登記建物はないか
- 他の相続人の同意は取れるか
ここが整理できていないと売却は止まります。
STEP2|建物と土地の現況把握


チェック項目:
- 雨漏り跡
- 床の傾き(ビー玉が転がるか)
- 境界標の有無
- 接道状況
長屋は共有壁構造のため、
単独解体ができない場合もあります。
STEP3|長屋の切り離し承諾とは?
▼構造イメージ
[隣家A]|共有壁|[あなたの家]
壁を共有している場合、単独再建築には
構造分離工事が必要になるケースがあります。
切り離しのメリット
- 単独土地として評価可能
- 住宅ローン利用がしやすい
- 市場価格上昇の可能性
デメリット
- 隣家承諾が必要
- 工事費用
- 時間が読めない
「自分で隣に行くのは面倒くさい」問題の解決策
ここが最大の心理ハードルです。
方法① 自分で交渉
費用は抑えられるが、
断られた時の精神的ダメージが大きい。
方法② 不動産会社に間に入ってもらう
専門家が入ると:
- 技術的説明が可能
- 工事内容を具体提示
- 書面化できる
感情論になりにくくなります。
方法③ 現状売却という現実解
「価格より確実性」を選ぶ人も多いのが実情です。

淀川区20坪長屋の売却シミュレーション
※概算レンジ
| 項目 | 切り離し後売却 | 現状売却 |
|---|---|---|
| 売却価格 | 上振れ可能性 | 相場内 |
| 工事費 | 発生 | 不要 |
| 期間 | 数ヶ月以上 | 比較的短期 |
| 交渉 | 必須 | 不要 |
重要なのは、
価格差 − 工事費 − 時間コスト − 精神負担
これがプラスなら挑戦する価値あり。
淀川区エリア特性と価格の考え方
淀川区は
- 阪急沿線(十三・三国)
- JR塚本
- 大阪梅田へのアクセス良好
という利便性があります。
そのため、「再建築可能な単独土地」
になれば一定の需要はあります。
ただし、
- 前面道路幅員
- 用途地域
- 建ぺい率・容積率
で大きく変動します。

よくある失敗パターン
① いきなり解体
長屋は単独解体不可のケースあり。
② 1社だけで決める
価格差が数百万円出ることも。
③ 感情的に隣家へ話す
関係悪化で話が進まなくなる。
結論|まず何をするべきか?
答えはシンプルです。
① 現状価格を知る
② 切り離し後想定価格を知る
③ 工事・交渉期間を把握する
この3つを比較する。
いきなり隣に行く必要はありません。
「情報を揃えてから判断」それが最初の一歩です。

まとめ|高く売るか、早く終わらせるか
淀川区の長屋空き家問題は、
価格の問題であり、時間の問題であり
感情の問題でもあります。
だからこそ、数字と選択肢を並べて、
冷静に比較すること。
これが損を避ける最大のポイントです。
