新築マンション、住まずに登記しただけで中古!? 昔は価格ダウンが常識だったのに、今の大阪では値上がりも?【2026年5月末版】
「新築マンションは買った瞬間に値下がり」
昔の不動産常識が大阪で崩れている
以前の不動産業界では、こんな話が当たり前でした。
「新築マンションは登記した瞬間に中古」
「一度名義が変われば価格は下がる」
「新築プレミアムは最初だけ」
実際、昔はかなりの確率でそうでした。
新築マンションには、
- モデルルーム費用
- 広告宣伝費
- 販売会社利益
- 完成前販売コスト
などが含まれているため、引き渡し直後に売却すると
価格が下がるケースが一般的だったのです。
ところが2020年代以降、
大阪市内では状況が大きく変わりました。
今では、
- 未入居中古
- 築浅転売
- 引き渡し直後売却
でも、新築時より高い価格で売り出される
ケースが珍しくなくなっています。
特に、
- 北区
- 中央区
- 西区
- 福島区
- 天王寺区
- 阿倍野区の一部
では “買った時より高い”現象が実際に起きています。
なぜ「中古なのに値上がり」が起きたのか?
最大の理由は「新築価格そのもの」が急上昇したから
一番大きい理由はこれです。
新築マンションが異常なスピードで高くなった
特に2021年以降、
- 建築費
- 人件費
- 土地価格
- 物流費
- 円安
- 資材価格
が急上昇しました。
するとどうなるか。
「数年前の新築」が安く見える
例えば、
2021年に6,000万円で販売されたマンションが、
2026年には同等立地で8,000万円近くになるケースも。
すると市場では、
「この築浅マンション、むしろ割安では?」
となるわけです。
つまり、
“中古だから安い”より
“今の新築が高すぎる”
という現象が起きています。
大阪で特に値上がりしたエリア
都心+再開発+駅近が強い
大阪で特に価格上昇が強かったのは、
- 梅田・うめきた
- 中之島
- 本町
- 北浜
- 福島
- 西区新町
- 天王寺
- 上本町
などです。
共通点は、
- 都心アクセス
- 再開発期待
- タワーマンション需要
- 富裕層需要
- インバウンド期待
です。
特に「うめきた2期(グラングリーン大阪)」の
影響は大きく、大阪全体の都心マンション価格を
押し上げています。
「新築未入居中古」が増えた理由
投資だけではなく“住み替え待ち”も多い
最近よく見る、「未入居中古マンション」
これは、
- 完成前に購入
- でも住まずに売却
した物件です。
理由は様々で、
- 転勤
- 相続
- 離婚
- 金利上昇不安
- 投資判断
- 住み替え計画変更
などがあります。
しかし現在の大阪では、「未入居」というだけで
人気になるケースもあります。
理由は単純で、
新築が高すぎるから
です。
では今後どうなる?
2026年以降のマンション市場予測
ここからが非常に重要です。
住宅資材高騰が続けばどうなる?
結論から言うと「新築価格は下がりにくい」
現在のマンション市場は、単なる“人気”だけで
上がっているわけではありません。
実際に、
「作るコスト」が上がり続けている
のです。
特に高騰しているのは、
- 鉄筋
- コンクリート
- ガラス
- 木材
- 電気設備
- 空調設備
など。
さらに、
- 職人不足
- 2024年問題以降の物流費
- 人件費上昇
も加わっています。
つまり、
デベロッパーが安く作れない
状態になっています。
だから中古価格も下がりにくい
ここが重要です。
もし2026年以降も新築価格が高止まりするなら、
「比較対象」である中古も下がりにくい
可能性があります。
特に大阪都心では、
- 新築供給減少
- 建築費高騰
- タワマン用地不足
が起きています。
すると、
築浅中古が“準新築”扱い
される可能性があります。
実際、「今の新築は高すぎるから築5年以内で探す」
という購入層はかなり増えています。
ただし“二極化”はもっと進む
全部が上がるわけではない
ここは非常に重要です。
今後は、
「上がるマンション」と
「厳しくなるマンション」
の差がさらに大きくなる可能性があります。
強いマンション
- 都心
- 駅近
- 再開発エリア
- ブランドマンション
- タワーマンション
- 管理状態良好
- 希少性が高い
厳しくなる可能性があるマンション
- 郊外
- 駅遠
- 小規模
- 修繕積立不足
- 人口減少エリア
- 管理不安
- 供給過多エリア
つまり今後は、
「何を買っても上がる時代」ではない
ということです。
金利上昇リスクはどう影響する?
住宅ローン金利は今後の重要ポイント
2026年時点では、以前の超低金利時代から
少しずつ変化しています。
もし今後さらに金利が上がれば、
- 購入可能額低下
- 投資需要減少
- 実需層の慎重化
が起きる可能性があります。
ただし大阪都心部では、
- 富裕層
- 現金購入層
- 海外資金
も一定数いるため、人気エリアは
比較的強いと見られています。
「登記した瞬間に値下がり」はもう古い?
半分正しく、半分古い
結論としては、
“中古扱いになる”のは今も同じ
です。
しかし、
相場全体の上昇がそれを上回る
ケースが大阪では起きています。
つまり現在は、
「中古にはなる。でも相場次第では値上がりする」
という時代です。
2026年5月末時点での大阪マンション市場まとめ
2026年5月末時点では、
大阪マンション市場は依然として高水準です。
特に都心部では、
- 建築費高騰
- 再開発期待
- 新築供給減少
によって、築浅中古価格も強含みが続いています。
ただし今後は、
“立地格差”
“管理格差”
“資産価値格差”
がさらに広がる可能性があります。
そのため、「新築だから安心」
「タワマンだから値上がり」ではなく、
- エリア
- 管理状態
- 希少性
- 将来供給
- 修繕計画
まで見て判断する時代になっています。
不動産売買等でのよくある質問
未入居中古は新築より安いのが普通ですか?
以前はその傾向が強かったですが、
現在の大阪都心では新築価格上昇により、
未入居中古が高くなるケースもあります。
築浅マンションは今後も値上がりしますか?
物件によります。
都心・駅近・再開発エリアは比較的強い一方、
郊外や供給過多エリアは注意が必要です。
建築費が上がると中古価格も上がるのですか?
新築価格が上昇すると比較対象の中古価格も
影響を受けやすくなります。
特に築浅物件は連動しやすい傾向があります。
タワーマンションは今後も人気ですか?
大阪都心では依然人気があります。
ただし管理費や修繕積立金の上昇リスクもあり、
立地と管理状況が重要です。
今はマンションを売るべき時期なのでしょうか?
物件によりますが、都心部では高値圏が続いているため、
査定を取る人は増えています。
まずは現在価格を把握することが重要です。
- 不動産キャリア29年
- 株式会社フォローウィンドコーポレーション代表取締役
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