道頓堀を歩いてふと思った。中国人減った? インバウンドと大阪不動産の現状【大阪のおばちゃん視点】

ある日の夕方、ミナミを歩いていた。
グリコの前は相変わらず人、人、人。
たこ焼き屋は行列。
心斎橋筋もスーツケースだらけ。
でも、ふと思った。
「あれ?なんか雰囲気ちゃう?」
数年前、コロナ前。
聞こえてくる言葉の多くが中国語だったような・・。
いわゆる“爆買い”の頃だ。
あの頃は――
👵「もうな、道頓堀はほぼ海外やったで」
と、大阪のおばちゃんも言う。
では2026年現在。
中国人観光客は減ったのか?
そして、それは大阪の不動産市場に影響しているのか?
今日はそこを、ちょっと本音で掘り下げてみたい。

① まず結論:減った?それとも“変わった”?
結論から言うと、
「消えた」わけではない。
でも“構成が変わった”のは事実。
団体旅行のような大人数ツアーは減少。
個人旅行・少人数化が進んでいる。
さらに、国籍構成も多様化。
・韓国・台湾・東南アジア・欧米
ミナミは“特定国籍一色”ではなくなった。
👵
「昔はな、店員さんも
中国語覚えなあかん言うてたやろ?
今は英語も韓国語もいるで」
② 中国人投資家は大阪から引いたのか?
ここが本題。
インバウンドと不動産は、実は別の話でもある。
コロナ前の状況
2015年〜2019年頃。
- タワーマンション高層階
- 民泊向け一棟物件
- ミナミ・日本橋周辺区分
海外投資マネーが流入。
円安も追い風。

2026年の状況
今はどうか?
ポイントは3つ。
① 中国国内の資金規制強化
海外送金が以前より厳しい。
② 中国不動産市況の悪化
国内で資金が必要。
③ 日本の金利動向
利回り計算がよりシビアに。
結果“爆買い”は落ち着いた。
しかし、完全撤退ではない・・おそらく。
③ 実際に困っているのは誰か?
「中国人目当ての不動産屋は困っとるやろ?」
という疑問。
答えは――一部は困っている。
でも一部は静かに戦略転換している。
民泊系業者

・規制強化
・稼働率変動
・価格高騰後の調整
で収益計算が難しくなった。
タワマン仲介系
・高層階プレミア狙い
・キャピタルゲイン期待
は以前ほど勢いはない。
でも、利回りが合えば買う
投資は“感情”ではなく“計算”。
👵
「爆買い言うてもな、あれはブームや。
商売はな、ブームでやったらあかんねん」
④ 道頓堀の風景が意味するもの
観光客が多い=不動産が上がる
これは単純すぎる。
不動産価格を決めるのは、
・賃料
・利回り
・実需
・将来性
観光地=即上昇ではない。ただし、
“街の活気”は投資心理に影響するのは確か。
ミナミが閑散としていたら、
投資家心理は冷える。
今は?活気は戻っている。
ただし、国籍構成は多様化。

⑤ じゃあ大阪不動産は下がるのか?
短絡的に、「中国人減った=価格下落」ではない。
理由は:
- 実需層は国内
- 投資家は国籍多様化
- 円安は海外マネーに有利
むしろ今は、爆発的上昇ではなく“安定化”が近い。
⑥ おばちゃん視点の本質
👵
「外国人来んでもな、
大阪の人間は住むやろ?」
これ、核心。
大阪市内は
・人口集中
・再開発
・交通利便
がある。
外国人投資だけで回っている街ではない。
⑦ これからどうなる?
今後のカギは:
- 中国経済の回復
- 円安水準
- 日本の金利
もし円安が続けば、
海外マネーは再び動く可能性。
ただし、2017年のような“勢い一色”は考えにくい
より計算重視の時代。

⑧ 売却を考える人へ
もしあなたが
・ミナミ周辺の区分マンション
・一棟収益物件
・民泊向け物件
を持っているなら、
「外国人が買ってくれるやろ」
と楽観しないこと。
価格は、国籍ではなく利回りで決まる時代です。
まとめ
道頓堀を歩いて、「中国人減った?」
と感じるのは自然。
でも実態は、
✔ 消えたわけではない
✔ 構成が変わった
✔ 投資はよりシビア
爆買い時代は終わった。
でも大阪は終わっていない。
👵 最後のひとこと
「景気は波や。
波に乗るより、沈まんように泳ぎや。」

