高市政権×維新連立で進む大阪の不動産二極化 ― 相続不動産・空き家は「待つ」べきか「売る」べきか

はじめに|「大阪の不動産はまだ上がる」という言葉の裏側
「大阪の不動産は今後も上がるらしい」
「再開発が続いているから、
今は売らないほうが得だと聞いた」
相続や空き家をきっかけに不動産を見直し始めた方の
多くが、最初にこうした情報に触れます。
確かに大阪では、都心部を中心に再開発が相次ぎ、
地価や不動産価格が上昇しているエリアが存在します。
しかし一方で、
- 相続されたまま使われていない家
- 管理が行き届かず老朽化した空き家
- 「売りたいが売れない」築古物件
が、静かに、しかし確実に増えています。
つまり今の大阪の不動産市場は、「全体が上がる市場」
ではなく「選別が進む市場」へと移行している段階。

そしてこの二極化を後押ししているのが、
高市早苗政権と日本維新の会の連立構造です。
本記事では、
- なぜ政治の動きが大阪の不動産に影響するのか
- 二極化はどのように進んでいくのか
- 相続不動産・空き家は「待つ」べきか「売る」べきか
を、感覚ではなく判断軸として整理します。

なぜ「高市政権×維新連立」が大阪不動産に直結するのか
不動産価格は、需要と供給だけで
決まるものではありません。
実際には、政策・予算配分・行政スピードの
影響を強く受けます。
高市政権が示している基本姿勢
- 国内投資を重視する経済政策
- インフラ・都市機能への重点投資
- 国家戦略としての都市競争力強化
これは「成長が見込める場所には集中的に
資源を投下する」という考え方です。

維新が大阪で続けてきた行政運営
- 再開発や都市更新を止めない
- 民間主導・スピード重視
- 非効率な行政・資産の整理
この2つが組み合わさると、
大阪では次のような現象が起こります。
伸ばすエリアは徹底的に伸ばす。
しかし、そうでない不動産は“置き去り”になる。
これが、現在進行形で起きている大阪不動産の二極化です。
大阪で進む不動産二極化の実態

大阪の不動産市場は、明確に
二つのグループに分かれつつあります。
① 価格と流動性が上がる不動産
- 再開発エリアおよびその周辺
- 駅近・交通利便性が高い立地
- 投資・居住の両面で需要がある物件
これらは今後も「選ばれやすい不動産」です。
② 流動性が下がっていく不動産
- 相続後に使われていない住宅
- 空き家・長屋・連棟住宅
- 再建築不可、接道条件が悪い土地
問題は、②に分類される不動産が時間とともに
①へ移行することは、ほとんどないという点です。
【図解:大阪不動産の二極化構造】
政策・再開発・投資
↓
選ばれるエリア
(価格上昇・売却容易)
↑
─── 境界線 ───
↓
選ばれない不動産
(空き家化・流動性低下)
相続不動産・空き家が特に不利になりやすい理由
相続で取得した不動産は、「すぐ困らない」
ため判断が後回しになりがちです。
しかし実際には、放置することで以下のような
見えないコストが発生します。
- 老朽化による修繕費増大
- 固定資産税・都市計画税の継続負担
- 近隣からの苦情や管理責任
- 将来売却時の条件悪化
特に大阪では、「空き家=将来的な再開発候補」
になるケースは一部に限られます。
多くの場合、何もしない=価値を維持している
ではなく、
何もしない=選別から外れていく
と考える方が現実的です。

「待つ」という選択が成立するケース
もちろん、すべての相続不動産・空き家を
すぐ売却すべき、という話ではありません。
戦略的に「待つ」が成立する条件
- 再開発計画や用途変更の可能性が具体的
- 修繕・活用の目処が立っている
- 相続人間で方針が一致している
この場合は、「何となく保有」ではなく
「目的を持って保有」している状態です。
重要なのは、
情報を把握したうえで待つこと
であり、判断を止めることではありません。
「売る」という選択が合理的になるケース
一方で、次の条件が重なる場合は注意が必要です。
- 築年数が古く、修繕費が現実的でない
- 再建築不可・長屋・連棟住宅
- 今後自分や家族が使う予定がない
こうした不動産は、市場の二極化が
進むほど買い手が限定されます。
維新が進めてきた大阪の行政運営は、
「非効率な不動産を温存する設計」ではありません。
そのため、売れるうちに選択肢を確保するという判断が
結果的にリスクを下げるケースも多く見られます。

政策スピードが速い時代ほど「先送り」は不利
高市政権×維新連立の共通点は、スピードと決断です。
- 投資先は早く決まる
- 評価されないものは後回しになる
つまり、迷っている間に、市場からの評価は
静かに決まっていくという状況が生まれます。
相続不動産や空き家をお持ちの方にとって、
今後もっともリスクが高いのは
「まだ困っていないから考えない」
という選択かもしれません。

大阪で不動産判断をするための3つの判断軸
感情論ではなく、次の3つで整理してみてください。
① 立地は将来も選ばれるか
- 人口・需要が見込めるか
- 行政投資や再開発の余地はあるか
② 物件は市場に出せる状態か
- 名義・権利関係は整理されているか
- 法的・物理的な制約は何か
③ 自分は持ち続ける理由を説明できるか
- 使う予定はあるか
- 負担を理解しているか
この3つに即答できない場合、
一度立ち止まって整理する価値があります。

まとめ|大阪の不動産は「待てば上がる」時代ではない
高市政権と維新連立が続く中で、大阪の不動産市場は
より明確に「選ばれるもの」と「そうでないもの」
に分かれていきます。
相続不動産・空き家は、「放っておいても何とかなる
資産」ではなく、**「判断が必要な資産」**です。
待つか、売るか。
その選択は、早いほど選択肢が多い。
この記事が、ご自身の不動産を
見直すきっかけになれば幸いです。

不動産売買等でのよくある質問
相続した空き家は、すぐ売却すべきですか?
必ずしも即売却が正解ではありません。
ただし、放置による老朽化やコスト増を考えると、
早めに方向性を決めることが重要です。
再建築不可の物件でも売れますか?
売却は可能です。ただし買い手が限られるため、
一般的な住宅よりも戦略的な進め方が必要になります。
名義がまだ故人のままでも相談できますか?
はい。
相続登記前でも、現状整理や
今後の進め方について相談することは可能です。
空き家を持ち続ける最大のリスクは?
老朽化・税負担・近隣トラブルに加え、
時間経過で「売れる選択肢」が減る点です。

