🏠築古でも大丈夫!大阪市内で1000万円以下の中古一戸建を買うための7つの法則【リノベ前提OK】
「大阪市内で家を持つなんて夢のまた夢…」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
新築一戸建の平均価格は、近年では4,000万円〜5,000万円台が当たり前。
しかし実は、探し方と考え方を変えれば1,000万円以下でも一戸建を“現実的に”手に入れることができます。
本記事では、築古や訳あり物件も視野に入れながら「大阪市内で1000万円以下の中古一戸建を安全に購入する7つの法則」を徹底解説します。
DIYリノベーション前提で、『安くても失敗しない買い方』を一つずつ見ていきましょう。

第1章:1000万円以下で買える大阪市内の中古一戸建はどんな物件?
エリアの特徴と価格傾向
大阪市内で1000万円以下の中古一戸建が多いのは、
- 生野区
- 西成区
- 東住吉区
- 旭区の一部
- 平野区の南側
など。
これらのエリアは中心部から少し離れていますが、地下鉄やJRへのアクセスが良く、生活に不便はありません。
価格が抑えられている理由は、築年数が40年以上経過している、または連棟(長屋)タイプが多いからです。
安さの理由を理解することがスタートライン
「安い=掘り出し物」とは限りません。
1000万円以下で販売されている中古一戸建は、
- 接道条件(建築基準法上の道に2m以上接していない)
- 建物の老朽化
- 土地の権利関係(共有・借地など)
といった“理由あり物件”が多いのが現実。
ただし、リノベ前提で考えると、これらの条件を理解してうまく活用できるケースも多いのです。

第2章:法則①「安さ」に隠れたリスクを見抜く
再建築不可物件の見分け方
再建築不可とは、「今の建物を壊しても新しく家を建てられない土地」のこと。
理由は、建築基準法で定められた**接道義務(道路に2m以上接していない)**を満たしていないためです。
外見は普通の住宅でも、登記情報や公図を確認しないと分かりません。
購入前には必ず、
- 市役所の建築指導課
- 不動産会社の担当者
に「再建築可否」を確認しましょう。
連棟・長屋タイプの注意点
大阪市内では「長屋建て(連棟住宅)」が多く見られます。
壁を共有しているため、隣家との境界トラブルや修繕時の制限があるのが特徴です。
ただし、構造を理解したうえでリノベをすれば、固定資産税が安く、住居費を大きく抑えられるというメリットもあります。
老朽化・傾き・シロアリを見抜く目を持つ
築古物件の“安さ”の裏には、修繕コストが隠れています。
特に注意したいのが以下の3つ:
- 屋根・外壁の老朽化(雨漏りリスク)
- 床の傾き(基礎沈下の可能性)
- シロアリ被害(柱の腐食)
→ これらはDIYでは対応できません。修繕費を事前に見積もりに入れることが大切です。

第3章:法則②「リノベ前提」で考えるなら“構造”を最優先に
リフォーム・DIYは「見た目」より「構造」を優先しましょう。
外観より構造体をチェック
築40年を超える住宅でも、
- 柱がしっかりしている
- 基礎にひび割れがない
- 屋根の雨仕舞いが健全
ならば十分に再生可能です。
DIYと業者施工の線引き
DIYでできる範囲は内装(壁・床・建具)まで。
構造・配管・電気・防水は専門業者に依頼が必須です。
DIYリノベでよくある失敗は「自分で全部やろうとして、結果的にコストが増える」こと。
耐震性・断熱性も考慮
1981年以前に建築された建物は、旧耐震基準の可能性があります。
リフォーム前に**耐震診断(インスペクション)**を受けると安心です。

第4章:法則③ リフォーム費用を正確に見積もるコツ
総予算は「物件価格+リフォーム費」で考える
例えば、物件価格800万円+リフォーム200万円=総額1000万円。
この「トータルで考える」視点が失敗を防ぎます。
DIY+プロ施工の組み合わせが最強
水回りや屋根など専門知識が必要な部分は業者に任せ、
内装・塗装・床張り替えなどは自分で行うことで、費用を半分以下に抑えることも可能です。
リフォーム費用の相場目安
| 部位 | 費用相場(目安) |
|---|---|
| 内装(壁・床) | 30〜80万円 |
| 水回り(浴室・キッチン) | 100〜200万円 |
| 屋根・外壁 | 100〜250万円 |
| 耐震補強 | 50〜150万円 |
→ DIY+部分リフォームで十分に再生できるのが、築古戸建の魅力です。

第5章:法則④ 土地・建物の法的チェックを怠らない
登記簿謄本・評価証明書で現況を確認
登記簿謄本には、所有者や抵当権(ローン残債)などが記載されています。
「売主本人ではない」「共有名義」などの場合、売却に時間がかかることもあります。
境界と権利関係のチェック
大阪市内では敷地が狭く、境界が曖昧な土地も珍しくありません。
購入前に境界杭の有無や隣地所有者の承諾を確認しておきましょう。
第6章:法則⑤ 住宅ローン・リノベローンを組む裏ワザ
「安い物件=現金購入」が基本だが…
1000万円以下の物件は銀行ローンが通りにくい傾向にあります。
理由は、担保評価額が低いためです。
リフォーム一体型ローンの活用
リフォーム費用も含めて借りられる「リフォーム一体型ローン」や「フラット35リノベ」などを使えば、
- 物件価格+工事費を一括借入
- 低金利で長期返済が可能です。
築古物件でも通りやすくするコツ
・耐震診断書を取得する
・建物状況調査を実施する
・火災保険・地震保険に加入する
→ これらの書類を整えることで、銀行の評価が上がります。

第7章:法則⑥ エリア選びで「価値が落ちにくい」物件を狙う
狙い目エリア
大阪市内で「安く買えて、将来も価値が落ちにくい」と言われるのは、
- 生野区(交通利便+価格安)
- 東住吉区(生活施設が整う)
- 旭区(再開発エリア近郊)
- 住吉区(ファミリー層に人気)
空き家バンク・競売物件も活用
大阪市や民間が運営する空き家バンクでは、補助金対象物件も多数。
また、競売・公売物件は相場の6〜8割で入手できるケースもあります。

第8章:法則⑦ 「現地確認」と「専門家チェック」をセットで行う
現地で必ず確認すべき3つのこと
- におい(湿気・カビ)
- 傾き(ビー玉で床チェック)
- 周辺環境(騒音・治安)
インスペクション(住宅診断)の活用
費用は5〜7万円程度ですが、シロアリ・配管・構造の欠陥を把握できるため、購入後のトラブル防止に役立ちます。
第9章:DIYリノベを楽しむための心構え
DIYリノベは、「節約」だけでなく「家を育てる楽しみ」でもあります。
最初は壁紙1枚、床1枚から。少しずつ手を入れていくことで、
“自分の手でつくった家”への愛着が湧きます。
SNSやYouTubeでも、築50年の長屋を自分で再生した例が多数。
ポイントは、「無理せず・楽しみながら」。
不完全でも、『暮らしながら直す』のがDIYの醍醐味です。

第10章:まとめ|1000万円以下でも理想の家は手に入る
- 安さの裏にある理由を理解する
- 構造と法的条件を必ずチェックする
- リフォーム費用と総予算をセットで考える
- DIY+専門家の力を組み合わせる
これらを守れば、築古でも安心して“自分仕様の家”を持つことができます。
「大阪市内で家を持つのは無理」と思っていた人こそ、
1000万円以下の中古一戸建にこそチャンスがあります。

【CTA】大阪市内で中古一戸建を探すなら、まずは無料相談を
築古物件は一見むずかしそうに見えますが、
正しい知識とサポートがあれば、リスクを最小限に抑えて購入できます。
「自分の予算で買える家を知りたい」「DIY前提で物件を探したい」という方は、まずは無料の不動産相談を利用してみましょう。
専門家に相談するだけでも、あなたに合った“現実的な選択肢”が見えてきます。
不動産売買等でのよくある質問
Q1:1000万円以下の中古一戸建って本当に買えるの?
→ はい。大阪市内でも実際に1000万円以下の中古一戸建が取引されています。築年数や立地、接道条件によっては掘り出し物も存在します。
Q2:再建築不可物件は買っても大丈夫?
→ 建て替えはできませんが、リノベーションは可能です。長期的に住む予定がない場合は、投資・賃貸目的で活用する方法もあります。
Q3:DIYで直しても耐震性は大丈夫?
→ 構造部分は専門業者に任せるのが安全です。DIYは内装部分を中心に行いましょう。
Q4:ローンは使える?
→ 銀行によっては難しいですが、リフォーム一体型ローンやフラット35リノベを使えば可能です。
Q5:買う前にどこを確認すべき?
→ 再建築可否・登記名義・境界・シロアリ・雨漏り。この5点は最低限確認しておきましょう。

