2026年、今年は大阪の不動産は売れるのか? 金利上昇・物価高・不動産価格高騰から読み解く「売れる人/動けなくなる人」

はじめに|「今年は売れますか?」という、いちばん危険な質問
2026年に入ってから、不動産の相談現場で
必ず聞かれる質問があります。
「今年って、大阪の不動産は売れるんですか?」
この質問、実はかなり危険です。
なぜなら――2026年の大阪不動産市場は、
- 売れる人は普通に売れる
- 売れない人は、理由がはっきりして売れない
という、“二極化が完成した年” だからです。
本記事では、
- 金利上昇
- 物価高
- 不動産価格の高止まり
という3つの視点から、
「2026年、大阪の不動産は本当に売れるのか?」を
楽観でも悲観でもなく現実ベースで徹底考察します。
まず結論|2026年、大阪の不動産は「売れる。ただし条件付き」
最初に結論を置きます。
2026年の大阪不動産市場
- ❌ 全体として“好景気”ではない
- ❌ 何でも売れる時代ではない
- ⭕ 条件が合えば、普通に売れる
- ⭕ 合わなければ、全く動かない
つまり、
「売れるかどうか」ではなく
「あなたの不動産は、2026年市場に適合しているか」
ここがすべてです。

2026年の前提①|金利上昇は「もう織り込み済み」
金利上昇=即、不動産崩壊ではない
2024〜2025年にかけて、
- 金利が上がる
- 住宅ローンが厳しくなる
というニュースが続きました。
たしかに日本銀行の金融政策転換は
不動産市場に影響を与えました。
ただし、2026年時点では――
👉 金利上昇は「サプライズ」ではなく「前提条件」
金利上昇で起きた“本当の変化”
変わったのは、
- 買えなくなった人が増えた
ではありません。
「無理して買う人が消えた」これです。
結果として、
- 実需(本当に住みたい人)
- 現実的な投資家
だけが市場に残りました。
👉市場としては、むしろ健全化しています。
2026年の前提②|物価高は「売却判断を遅らせる」
物価高が売主に与える影響
物価高は、
- 食料
- 光熱費
- 修繕費
あらゆる生活コストを押し上げました。
その結果、不動産所有者の心理はこうなります。
「今売ったら、次どうする?」
「住み替えコスト高すぎへん?」
👉売却を“先送り”する人が増えた

ただし、これは“売れない”理由にはならない
重要なのはここです。
- 売主が迷っている
= - 市場に需要がない
ではありません。
2026年は、
- 出てきた物件はちゃんと見られる
- ただし、条件に厳しい
👉**「選別される市場」**になっています。
2026年の前提③|不動産価格は「高騰」ではなく「高止まり」
価格はもう上がらない?
よく聞く声です。
「もうこれ以上は上がらんやろ」
正解です。
でも、重要なのはその次。「下がるか?」

大阪の不動産価格は下がるのか?
答えは、
- ❌ 一律には下がらない
- ⭕ エリア・物件次第で動く
です。
特に大阪は、
- 万博
- 再開発
- インバウンド
といった要素が絡み、大阪市中心部と周辺部で
完全に別市場になっています。

2026年に「売れる不動産」の特徴
ここからが本題です。
① 実需が成立する立地
- 駅近
- 生活施設がそろう
- 再開発・再評価がある
👉派手さより“生活の完成度”
② 条件が分かりやすい
- 権利関係がシンプル
- 再建築可
- マンションなら管理状態が良い
👉説明に時間がかからない物件
③ 価格が“現実的”
2026年の買い手は、
- 相場を調べている
- 比較対象を持っている
👉「夢価格」は即スルー

2026年に「動かなくなる不動産」の特徴
逆に、ここに当てはまると厳しい。
① 条件が悪いのに強気
- 再建築不可
- 借地
- 接道不良
なのに、
「昔は高かった」「大阪市内やから」
👉市場と会話できていない
② 先送りを重ねた物件
- 空き家放置
- 修繕未実施
- 境界不明
👉2026年は「時間=価値低下」
③ 「いつか上がる」と信じている
2026年は、
- キャピタル狙い
- 夢の値上がり
には厳しい年です。

大阪は「エリア」で全く違う市場になる
2026年の大阪不動産は、
- 北
- 中央
- 南
- 東
すべて性格が違います。
都心部
- 価格は高止まり
- 需要は底堅い
- でも伸びない
👉 売れるが“跳ねない”
住宅地エリア
- 実需が命
- 駅距離と道路が全て
👉 条件勝負
工業・湾岸・クセ地
- 買取向き
- 仲介は長期戦
👉 戦略ミスが命取り
2026年に「売る人」が考えるべき3つの問い
問い①
「これは誰が買う物件か?」
問い②
「今売らない理由は“感情”か“戦略”か?」
問い③
「仲介向きか?買取向きか?」
👉2026年は“売り方選択”が結果を左右します。

よくある勘違い(2026年版)
| 勘違い | 現実 |
|---|---|
| 金利が上がったから売れない | ❌ |
| 物価高だから待つ | △ |
| 大阪は全部強い | ❌ |
| 下がるまで待つ | ❌ |
まとめ|2026年、大阪不動産は「知っている人だけが売れる」
2026年の大阪不動産市場は、
- チャンスはある
- でも誰にでも平等ではない
**“理解力が問われる市場”**です。
- 金利上昇は織り込み済み
- 物価高は判断を遅らせるだけ
- 価格は高止まり
だからこそ、
「売れるか?」ではなく「どう売るか?」
ここを間違えなかった人だけが、
2026年最後にきれいに出口を迎えます。

最後に|2026年は「決断の年」
先送りは、ほぼ確実に条件を悪くします。
2026年は、
- 無理に煽る年でもない
- 夢を見る年でもない
**「現実を見て、動いた人が報われる年」**です。

