長屋の切り離し工事を伴う古家付土地
長屋?古家付土地?
先月、ある長屋の買取査定に行きました。
大阪市内のある土地約20坪、前道6m、駅徒歩3分と
非常に条件の良い物件でした。
しかしこの場合は長屋というより
古家付土地と言った方が自然ですね。

ただ長屋特有の奥に長い地形です。
その土地の間口は約4.1m、再建築時前の解体には
当然、隣家の切り離しが必要になります。
長屋の解体と言えばお隣さんとの境界は
基本、柱の中心になりますので柱は残してバラします。
そこでまずその柱分、間口が狭くなるわけですね。
大阪の新築戸建て市場でも建物間口は重要です。
もちろん間口が狭い家を好んで買う人はまずいないでしょう。

なぜならいい間取りにはならないからです。
間口によって新築価格も変わる
この長屋の場合、珍しく境界鋲が3点残っていました。
その境界をもとに算出すると奥行きは約16.2m。
かなり奥に長い地形です。
さて解体を行った後、この土地にはどれくらいの
間口の家が建てられるのでしょうか?

民法では隣地から50㎝間隔をあけて建てるようなことが
書いてありますが狭い敷地の場合は隣家から承諾をもらって
もう少し狭い間隔で建てることも往々にしてあります。
仮に30㎝づつ間隔をあけると間口は約3.5m、
ただ柱を残す方は40㎝は必要でしょうから
うまくいって間口3.4mの家が精一杯でしょう。
こういう家を2間⁽間口)かじりって言いますね。
2間間口を少し割っているという意味です。

今では最低2.5間間口(約4.5m)がメジャーです。
2間を切る間口であれば新築価格にも影響が出ますね。
買取会社と仲介会社の違い
今回の査定に行ったのは弊社が最後のようでした。
他社の査定金額は数社からはすでに出ていましたが
その価格を伺うと極めて妥当な価格でした。
しかし仲介会社だけが異常に高い額・・。
まずこの価格あたりから始めましょう!ですって。
おそらくこういう長屋の切り離し工事を買主側が
行うような条件の場合は一般の人は買わないでしょう。

長屋として売りに出した方が価格は伸びない・・
その典型的な物件です。
今回は不動産業者が買う方が価格は伸びるタイプ。
ちょっと仲介の出番ではないような気がしました。
さて弊社含めて価格が高いところに売却したいとの事ですが
どこまで価格が伸びるでしょうかね?
1/2戸建なのでちょっとリスクもある
物件のような気もしますが・・。

長屋の切り離し解体リスク
最後に長屋の解体を行った際に気を付けることと言えば
解体後、切り離し残った家の心配です。
1/4戸建の端家を切り離して解体するような場合は
3軒が残りますので傾く可能性は低いでしょうね。
ただ今回は1/2戸建です。
元々は1/5戸建だったようで以前から切り離し工事を
されてきたうえで残った2軒です。

それをまた切り離して解体するというのは
けっこうリスクがあるような気がしますよね。やっぱり。
ただ切り離しの承諾をくれたお隣さんに迷惑が
掛からないように無事できればいいですね。
弊社が買えば、弊社がするわけです・・
他人事ではないですね。

