2029年度からの導入を目指して
空き家促進流通税
弊社からもそんなに遠くない場所に
大阪府寝屋川市があります。
私が不動産仲介会社に勤めていた時は
何回か転勤がありました。
この寝屋川市のお店でも2年在籍しましたので
地域的にはよくわかっているエリアになります。

さて全国で初といわれる寝屋川市の『空き家税』
正式名称は『空き家促進流通税』らしいです。
2029年度からの導入を目指しているとの事。
寝屋川市全域が対象になっていて
売却や賃貸に出されていない放置状態の空き家が対象。
その数は約6,400戸ほどあると言われていますね。

慌てる人もいるかも?
そういえば先月の終わりに
この寝屋川市内の長屋を買取させていただきました。
売主さんは神奈川県の方でしたが
もし買い手がなければ対象になっていたかもしれません。

今回の前提条件は『売却や賃貸に出されていない空き家』と
ありますから、売却をどこかに依頼すれば免れる訳ですね。
今回のこの話を聞いた人の中でもビックリして
慌てて不動産会社に査定依頼する人も増えるかもしれません。
今のところ弊社には全くありませんが・・
どれくらい課税されそう?
空き家というくらいですから
当然、建物があり物が対象になりますね。
そうすれば固定資産税もよほど土地が広く、
場所が良くないと、さほど多くないのではないでしょうか?

今回の空き家税はこの固定資産税が上がるとの事。
その空き家が長屋の場合だとすると
多い場合であっても年間の固定資産税は2~3万円ほど。
仮に土地15,000円、建物5000円の固定資産税が
年間かかっていたとします。
今回の空き家税が導入されると単純計算ですが
7000円ほどの増加となります。
確かに使用せず、放置している家に
年間27,000円払うのはもったいない話です。
しかしその額自体はびっくりするほどの
ものではないのかもしれません。

空き家税の目的
寝屋川市はこの税収を年間1億3000~4000万円程度で
試算していると言われていますね。
また市長さんは『税収が目的ではなく、空き家が流通するよう、
空き家所有者の意識を変え動いてもらう事に繋げるのが狙い』
と言われているそうです。
空き家税の税収は空き家を減らす目的に使用するとの事。
確かに全く理にかなっていると感じます。

ただこの寝屋川市の空き家に関しては売買が難しい
場所も多くあるというのが私の率直な感想。
いわゆる流通性が少ないエリアです。
空き家として放置している人は相続したけど
大した額では売れないだろうと思っている人も多いはず。
それならそんなに慌てて売らなくても・・
と考えているのでしょうね。
そういう空き家所有者は確かに
動かざるを得ないのかもしれませんね。

ただ売るのが難しい物件は賃貸に出しても
借り手がつきにくいはずだと考えますが・・。
